株式会社かすみがうら未来づくりカンパニーは、茨城県かすみがうら市内の霞ヶ浦が見渡せる高台に1棟貸しの宿「水郷園」(所在地:茨城県かすみがうら市坂905-6)を2024年7月29日(月)に開業することを発表した。
同施設は、昭和期に建てられた旧家を、日本の伝統構法である板倉構法で再生しており、窓辺や庭先から、日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」を見渡せる。早朝、天気が良ければ広大な湖の水平線にのぼる朝日を見ることもできる「最高の朝に出会える宿」だ。
本記事では、「水郷園」について、運営元の株式会社かすみがうら未来づくりカンパニーに取材を行った。
▷ 公式HP:https://suigoen.com/
―――どのような経緯で「水郷園」を開業することになったのでしょうか
水郷園を運営する「株式会社かすみがうら未来づくりカンパニー」は、茨城県かすみがうら市の第3セクターとして、2016年4月に誕生しました。以降、地域の観光事業会社として、独自のサイクリングプログラムの実施や、地産地消レストラン、地域のセレクトショップの運営など、個人旅行へとターゲットを絞った展開を続けています。
2020年7月には、古民家を改装した宿泊施設「江口屋」の運営を開始しました。元造り酒屋、酒店、郵便局として地元でも愛されてきた施設を利用しており、趣きのある部屋、カマドで炊き上げる朝ごはん、地産地消の夕ご飯など、地域の魅力を伝えています。
一方で、観光事業の強化や、インバウンドの獲得のために、受け皿となりうる宿泊施設を増やしていくことが直近の課題でした。そこで、古民家江口屋に続く「最高の朝に出会える宿」の第2弾として、茨城県かすみがうら市内、霞ヶ浦が見渡せる高台に1棟貸しの宿「水郷園」をオープンさせることになりました。
古民家江口屋と水郷園を合わせて、面的に地域の食文化や歴史を楽しめるツーリズムの構築を目指しています。
――― 昭和期に建てられた旧家を再生したということですが、その過程で特にこだわったポイントを教えてください。
日本の伝統構法である板倉構法(柱と柱の間にスギの厚板を落とし込み、または張って壁をつくり、耐震性と居住性を高める構法)を用いて、リノベーションを実施しました。
さらに霞ヶ浦を眺めながらダイニングで食事をできる作りにしたほか、庭にはテラススペースを設置するなど、どの部屋にいても霞ヶ浦を眺められるようにこだわっています。
――― 「水郷園」の注目してほしいポイントを教えてください
コンセプトである「最高の朝に出会える宿」を体現するように、水郷園からは霞ヶ浦から登る朝日を見られます。
また、茨城県が全国に誇る食材がたくさんあり、食材一つ一つに霞ヶ浦の歴史や文化が密接に関係しています。地域の文化・歴史、生産者、食材の背景まで魅力を伝えられるような、地産地消のお食事を提供いたします。
―――「水郷園」が位置するかすみがうら市の魅力について教えていただけますか
かすみがうら市の魅力といえば、日本で2番目の広さを誇る湖「霞ヶ浦」です。特に歩崎観音から見る霞ヶ浦は絶景で、茨城百景にも選ばれています。
また、霞ヶ浦の夏から秋にかけての風物詩として受け継がれているのが、霞ヶ浦での観光帆引き船です。随伴船に乗り、帆引き船を間近で見学することもできるので、景色を見るだけでなく、霞ヶ浦の食文化の土台となる昔ながらの漁の様子も体験できます。
――― 最後に、開業に向けた意気込みを教えてください
水郷園をオープンに向けては、霞ヶ浦の魚食文化、農業、歴史、古民家宿、地域性の高いクラフトビールなどのコンテンツを掛け合わせた「霞ヶ浦ガストロノミーツーリズム」を目指しています。
ぜひ、茨城県かすみがうら市にお越しいただき、湖畔の別荘のような「水郷園」で豊かな食の体験を楽しんでいただきたいと思っています。
■「水郷園 SUIGOEN」概要
【公式HP】https://suigoen.com/
【所在地】〒300-0214 茨城県かすみがうら市坂905-6
【アクセス】
・JR常磐道「神立駅」より車で20分
・常磐線自動車道「土浦北IC」「千代田石岡IC」より約30分
【宿泊に関するお問い合わせ】
電話:090-4459-3600 (9:00 – 17:00 / 月曜定休)
Eメール:info@suigoen.com
予約サイト:https://d-reserve.jp/GSEA001F01300/GSEA001A01?hotelCode=0000001917