株式会社GAROOは、全国の20代から60代の男女1017名を対象に「国内旅行の選び方」に関する調査を行った。この調査は、国内旅行の頻度や予算、旅行先の選び方に関する傾向を明らかにすることを目的としている。結果からは、国内旅行の動向や好み、さらには田舎旅行の魅力に関する興味深いデータが得られた。
（画像出典：株式会社GAROO）
まず、国内旅行の頻度については、年に1回程度旅行に出かける人が43.7％と最も多く、その次に半年に1回程度と答えた人が22.7％、4～5ヶ月に1回程度と答えた人が10.7％であった。これらの数字から、多くの人が年に少なくとも一度は国内旅行を楽しんでいることが伺える。
次に、国内旅行にかかる費用に関する質問では、一人当たり3万円以上～6万円未満を支出する人が38.2％と最も多く、1万円以上～3万円未満が32.2％、1万円未満が11.0％と続く。このデータから、国内旅行の予算は概ね3万円から6万円の範囲に集中していることが明らかになった。
旅行先を選ぶ際に重要視する点については、58.4％の人が「ゆっくりくつろぐことができる」ことを最優先とし、温泉や特定の娯楽施設の存在を重視する人が41.5％、景色や景観の良さを求める人が39.8％という結果に。これは、多くの旅行者がリラクゼーションや特定の魅力的な要素を旅行先に求めていることを示している。
また、田舎旅行の経験について尋ねたところ、46.3％の人が「はい」と答え、田舎旅行を選んだ理由としては、「自然に触れたかった」が56.7％で最も多く、次いで「目当ての場所があった」が45.0％、「目当ての食べ物があった」が35.9％となった。田舎旅行を楽しんだ人の9割以上が「とても楽しかった」とか「まあまあ楽しかった」と回答し、田舎の自然や地元の味、地元の人々との触れ合いを楽しんだことが伺える。
田舎旅行の魅力については、「地元の食材を食べることができる」ことが44.2％で最も多く、自然豊かな環境を求める人が43.8％、混雑していないことを良さと感じる人が36.5％だった。この結果は、田舎旅行が提供する独特の経験や価値が多くの人々にとって魅力的であることを示している。
さらに、地域に特化した観光プランに対する興味についても尋ねたところ、6割以上の人が「とてもそう思う」または「そう思う」と回答し、地域固有の文化や体験を求める旅行者の需要が高いことがわかった。
この調査結果からは、国内旅行に対する人々の好みや期待、特に田舎旅行の魅力や地域固有の体験に対する高い関心が明らかになった。旅行者が求めるのは、ただ移動するだけでなく、その地域特有の文化や自然、食を楽しむことであり、これらの要素が国内旅行の魅力をさらに高めていることが示されている。