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「ぬくもりの宿 駒の湯(木曽)」7月再オープンに向け新会社を設立

投稿日 : 2021.06.03

長野県

ホテル関連ニュース

長野県木曽町に本拠を置く温泉旅館経営の「有限会社 駒の湯」は、事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。

帝国データバンク松本支店(松本市)によると、1897年創業の同社は木曽古道筋にある温泉旅館「ぬくもりの宿 駒の湯」の経営を手掛けていた。同施設は客室数16室の一軒宿で、味噌の陶板焼きなど郷土料理を中心とした食事や、自家源泉による木曽檜造りの内風呂に定評があった。

出典:ぬくもりの宿 駒の湯

しかし、バブル崩壊からリーマンショックによる消費不況によって、同社の売上不振は長い間続いた。新型コロナウイルスの影響による客数の急減が追い討ちをかけ、資金繰りがさらに悪化した。このたび事業の継続を断念し、事後処理を弁護士に一任した。

負債総額は約3億5000万円の見込み。なお今後は事業分割により新しく会社を設立し、同旅館の事業を新設会社に譲渡するという。現在は休館しているが、7月半ばをめどに営業の再開を予定している。

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