9月18日より、日本とシンガポール間において、「ビジネストラック」に限定しての往来が許可される。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各国は入国制限を実施中だ。しかし、一部国や地域では緩和されているところもある。
日本においては、感染状況が落ち着いているベトナムとタイの渡航が許可されていたほか、マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマーでも長期滞在者対象で自宅待機の制限が付く「レジデンストラック」での往来が可能になった。
今回解禁となったシンガポールとの往来は「ビジネストラック」に限定される。
ビジネストラックとは、主にビジネスを目的とした両国への入国を、活動計画書の提出などの諸条件付きで認めるというもの。長期滞在者対象のレジデンストラックに対し、こちらは短期出張者向けのスキームである。
入国から隔離期間中の14日間は自宅やホテルで待機し、公共交通機関の利用や、不特定多数が集まる場所への外出は避ける必要がある。
これまで、シンガポールへ入国できるのは長期滞在パスの所持者のみであった。しかし18日からはビジネストラックの条件を満たせばパス所持者でなくても渡航できるようになる。
今回の渡航許可は、茂木敏充外務大臣が8月12日から14日に行ったシンガポール訪問において決定され、協議の末、9月18日からの手続き開始となった。
詳細は近日外務省ホームページにて掲載される。
外務省では今回の発表に際し、「感染再拡大の防止と両立する形で、国際的な人の往来を部分的・段階的に再開していくものであり、日本とシンガポール両国の経済を回復軌道に乗せていく上で重要な一歩となることが期待されます。」としている。