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歴史と伝統の融合:芝パークホテルで楽しむ宿泊者限定プライベート金継ぎワークショップ

投稿日 : 2024.06.13

東京都

インバウンド

ホテル関連ニュース

(出典:株式会社 芝パークホテル

芝パークホテルは1948年に外国貿易使節団ホテルとして誕生し、その歴史的な趣と国際的な魅力を今も持ち続けている。2024年1月から3月の訪日外国人比率は91.6%に達しており、多くの海外からのユーザーを迎えている。このような背景のもと、芝パークホテルは「宿泊者限定 プライベート簡易金継ぎ体験」を新たに提供する。この体験は、日本の伝統文化を学び、自らの手で美しい金継ぎのアートワークを創り出す機会をユーザーに提供するもので、滞在が忘れられない思い出となることを目指している。さらに、この体験が日本の伝統文化への理解と興味を深めるきっかけとなることを願っている。

体験で使用する道具例(出典:株式会社 芝パークホテル

このプライベート簡易金継ぎ体験では、個別対応のプライベートな指導が行われ、宿泊者は誰でも気兼ねなく参加できる。金継ぎインストラクター認定を受けたホテルスタッフが丁寧に指導し、英語でのサポートも提供されるため、言語の壁を感じることなく体験が可能となる。体験では金粉の代わりに真鍮粉や代用金消粉を使用し、本漆の代わりに合成の漆や接着剤、パテなどを用いた現代の修理技法を採用している。

この体験はリクエストベースで開催され、開始時間は10時または16時である。体験時間は約1時間で、1名から4名までの少人数で催行される。対象年齢は7歳以上で、英語で体験は進められる。会場はザ ダイニングの個室で行われ、体験料金は1名様8,000円(税込み)からとなっており、専用の木箱付きである。体験は鎌倉彫弍陽堂三橋鎌幽氏の監修のもとで行われ、公式HPより申込フォームでの予約が必要である。

完成例(出典:株式会社 芝パークホテル

体験は、まず陶磁器コースターの特徴を観察することから始まる。その後、接着剤を混ぜ合わせ、割れた部分に塗布し、しっかりと接着する。次にはみ出した接着剤をカッターで削り、紙やすりで整えてコースターが割れる前の形を再現する。その後、接合部分に合成の漆を塗り、朱で塗った部分に金粉を蒔いて真綿で整えた後に乾かす。最後に、完成したコースターを専用の木箱に入れて体験は終了である。

芝パークホテル 外観(出典:株式会社 芝パークホテル

芝パークホテルは1948年に外国貿易使節団ホテルとして開業し、緑に囲まれた歴史深い芝の地で地域の伝統や文化を大切にしながら歩んできた。2020年から2023年にかけて全館をリニューアルし、ライブラリーホテルとしてリブランドしたことで、館内には銀座 蔦屋書店がディレクションした約1,500冊の書籍が並ぶ。さらに1階には和洋中の料理を堪能できるレストラン、2階には宴会場4室が完備されている。

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