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奈良・吉野山の老舗旅館「宝の家」が閉館 創業約90年の歴史に幕

投稿日 : 2020.10.13

奈良県

新型コロナウイルス関連

奈良県で温泉旅館を経営する「株式会社宝の家(ほうのや)」が、9月28日付で奈良地方裁判所五條支部より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになった。負債総額は約2億円の見通し。

出典:株式会社宝の家

「株式会社宝の家」は1929年(昭和4年)創業。奈良県吉野山にて温泉旅館「湯元 宝の家」を経営していた。当施設は吉野山を一望できる露天風呂を備え、客室数18室の政府登録国際観光旅館として人気があった。

吉野山はシロヤマザクラを中心に約3万本の桜が下・中・上・奥の4ヶ所に密集し「一目千本」と呼ばれる桜の名所である。「湯元 宝の家」はその吉野山を一望できる眺望と、観光名所の「金峯山寺」まで徒歩数分の好立地で、特に桜の季節は多くの観光客を迎え入れていた。

寺社・仏閣巡りのほかハイキングや森林浴も楽しめることで年間を通して多くの観光客が訪れ、コロナ禍以前の業績は問題なかった。2014年(平成26年)に4月に法人化。しかし今年は桜の時期に新型コロナウイルス感染症が流行。緊急事態宣言に伴う休業を余儀なくされ、売上が急減して経営断念に追い込まれた。8月31日をもって営業を停止し、事後処理を進めていた。

財産状況報告集会など各期日は令和2年12月8日午後1時30分。破産管財人には、東海伸晃弁護士(大和高田市大中100フジヨシビル2階、東海法律事務所、電話0745-43-5101)が選任されている。

「株式会社宝の家」は、ホームページ上で閉館の発表をしている。

「湯元 宝の家」 株式会社宝の家

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