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2018年7月の宿泊者数4,453万泊、稼働率61.9%で微減

投稿日 : 2018.10.01

ホテル統計データ

観光庁の宿泊旅行統計調査によると、本年7月の延べ宿泊者数(全体)は、4,453万人泊で、前年同月比-3.0%。外国人延べ宿泊者数は、7月は、859万人泊で、前年同月比+14.4%であり、7月としては調査開始以来の最高値となった。客室稼働率は61.9%で、東京都が81.5%でトップとなった。

日本人宿泊客の減少、外国人の増加で相殺できず
2018年(平成30年)7月の宿泊客数は4,453万泊で前年同月比で-3.0%となった。外国人宿泊客が859万泊で前年同月比+14.4%と大幅に増加したものの、日本人宿泊客の-6.4%の減少が全体を押し下げた。
客室稼働率61.9%、前年同月比-0.1%
2018年(平成30年)7月の客室稼働率は全体で61.9%で前年同月比-0.1%の減少となり、シティホテルの横ばいを除き全ての施設タイプで微減となった。
トップは東京都81.5%、北海道が3部門を制す
また、都道府県別の稼働率では、東京都が81.5%(前年同月比+0.9%)でトップとなり、大阪府は80.8%で前年同月比-2.5%と減少し2位となった。
3位となったのは北海道で旅館60.7%、ビジネスホテル88.2%、シティホテル87.6%と3部門でトップとなり、全体でも76.2%で前年同月比+1.1%となった。
7月の豪雨災害の影響が大きく懸念された広島、岡山の稼働率は、広島が67.8%で前年同月比+3.5%、岡山は60.6%で+3.0%とビジネスホテル・シティホテルを中心に高い指数を示した。
外国人宿泊客の持続的な増加にもかかわらず、少子高齢化や人口減少による日本人宿泊客の減少に歯止めがかからず、全体の宿泊需要の低下が目立った。こうした中で、宿泊施設は海外展開や料金の引き上げを含めた「インバウンド+アルファ」の戦略が求められそうだ。
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