2017年、東京を訪れた外国人観光客が選ぶ人気エリアランキング

訪日外国人数は2016年には2,400万人を突破し、2011年から5年連続で増加し続けているが、東京に訪れた外国人観光客数も過去最高の1,310万人(2016年)を記録する等、成長が続いている。

東京都が公開した国別外国人旅行者行動特性調査によると、東京にやってきた訪日外国人観光客のおおよそ69%が、観光やレジャーを目的として日本にやっているという。

本記事では、東京を訪れる外国人観光客がどのようなエリアを目指しているのか、訪都外国人観光客が選ぶ人気エリアに迫った。

 

東京都の人気エリアランキングトップ10

訪日外国人が2017年に訪れた東京都の人気エリアランキングトップ10は以下の通り。

出典:国別外国人旅行者行動特性調査

 

1 新宿・大久保

 

出典:国別外国人旅行者行動特性調査

 

国別外国人旅行者行動特性調査によると、平成27年に東京に訪れた訪日外国人観光客が最も訪れた場所は『新宿・大久保』であることがわかった。

その人気は訪日外国人観光客の約57%にも上り、韓国人旅行者に至っては全体の60%以上が新宿・大久保に足を運ぶほど。

新宿・大久保がここまで人気が高い要因の一つとしては『歌舞伎町』の存在が挙げられる。歌舞伎町は日本随一の繁華街であり、ロボットレストランなど訪日外国人観光客にも人気のスポットが多く存在しており、観光地としても十分楽しめる場所だ。

さらに、新宿には各観光スポットへのアクセスもしやすいため新宿駅があるのも、人気の理由の一つであると考えられる。

大久保は、日本最大のコリアンタウンが近くにあり日本にいながら日本以外の異文化も体験できる場所として人気が高い。さらに新宿からも非常に近いため、大久保にも立ち寄る訪日外国人観光客も多いようだ。

 

2 浅草

 

出典:国別外国人旅行者行動特性調査

 

『新宿・大久保』に次ぐ人気エリアに選ばれたのは『浅草』だ。訪日外国人観光客の約49%は訪れており、特に台湾やインドネシア人観光客に人気が高い。その他の国の観光客にもそれなりに支持されている場所でもある。

浅草がここまで人気である理由として、雷門を中心にした日本風情溢れる名所と食文化の存在が大きいようだ。調査よると、訪日外国人観光客の中で浅草の伝統建築の見学に対する需要は高い。

その部分も相まって、浅草を訪れた外国人観光客の満足度も約71%と非常に高い結果を出しているようだ。

そして、食文化も浅草の魅力と言える。本調査によると日本食を楽しむことを目的としている外国人観光客は全体の87%に上る。『もんじゃ焼き』など浅草独自の食文化が外国人観光客の目的とマッチし、浅草は人気のエリアとなっているようだ。

 

3 銀座

 

出典:国別外国人旅行者行動特性調査

 

新宿、浅草に次いで第3位となった銀座。訪都外国人観光客の48%が訪れており、特に中国人観光客のおおよそ77%以上が立ち寄るほど。その他にもロシア人観光客も64%以上足を運んでおり、人気のエリアとなっている。

銀座が訪都外国人観光客に人気となる背景には、服や服飾雑貨のショッピングを目的として足を運ぶ方が多いのも理由の一つ。銀座といえば銀座三越などを筆頭に高級デパートが立ち並ぶショッピング街として知られている。

本調査よると、訪日外国人観光客が最も期待している場所が銀座で、1番満足した場所も銀座となっている。ショッピング目的の観光客にとって銀座は期待値が高いエリアであるのと同時に満足度も高いエリアでもあるようだ。

東京でショッピングを楽しみたい外国人観光客の目的が叶う場所だからこそ、銀座は人気のエリアなのだといえる。

 

日本政府観光局(JNTO)が伝えた訪日外国人は、直近の2017年11月も前年同月比26.8%増の237万7900人も訪れるなど成長が止まらない。急増する訪日外国人がどのようなエリアに興味を持っているのかについては、観光・ホテル業界関係者にとって見過ごせないデータであると言える。