GoToトラベル事務局は、配送の遅延など事務局側の帰責で地域共通クーポンが配布できなかった場合、後日、利用者に事務局より直接地域共通クーポンを送付することを発表した。
10月1日より全国で始まった地域共通クーポン制度。準備が整った宿泊施設および旅行代理店ではすでに紙クーポンの配布が始まっているが、一部、取扱キットが届かず配布できない地域が発生している。
こうした事態を受け、事務局は事業者向け公式サイトにてクーポンが配布できなかった場合の対応を発表した。
【公式】Go To トラベル事業における地域共通クーポンの取扱いについて
配送状況の遅延など、事務局側の対応が原因で利用者にクーポンを渡せなかった場合、後日、事務局より利用者に、クーポンを書留にて送付するという。
その際、宿泊施設および旅行代理店は、利用者にクーポンを渡せなかった旨を、事務局あてにメールまたは郵送で伝える必要がある。
また、地域共通クーポンは本来、旅行先の都道府県+隣接する都道府県でしか使用できないが、今回補償で発行するクーポンは、旅行者が指定する任意のエリアおよび期間で使用可能とすることを予定しているという(使用期限は2週間程度)。
事務局への報告からどれくらいの期日で利用者に補償のクーポンが送付されるのかについての発表はなかった。
SNSでは、上記の発表が成されたのが制度開始前日の9月30日夜という、事務局の拙速な対応を非難する声があがる一方、利用者に対し補償の説明ができることに安堵する声もあった。