岸田総理大臣は、政府の観光需要喚起策「Go To トラベルキャンペーン」について、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえ、適切な時期に再開できるよう、準備を進める考えを示した。
21日にはまん延防止等重点措置全面解除の見通し
岸田総理大臣は、東日本大震災発生から11年経過するのにあわせて、東北の被災地を訪れた際、宮城県石巻市で記者団の取材に応じた。その中で、Go To トラベルの再開時期について、「この地域の観光業の皆さんを中心に、『Go To トラベル』に対する期待が大変大きいことは認識している」と述べた。
その上で、「具体的な時期については、今後の感染状況や専門家の意見も聞きながら考えていかなければならない。適切な時期が来れば迅速に再開できるよう、準備は進めていきたい」としており、明確な再開時期を示すことはなかった。
政府は昨年11月、新たなGo To トラベルについて、割引内容を見直した上で再開する方針を発表。再開時期については、年末年始の感染状況を踏まえ判断するとしていたが、年明け以降に新型コロナウイルスの感染が急拡大。再開を当面見送ることとなっている。
現在、18都道府県に適用されている「まん延防止等重点措置」は3月21日の期限で全面解除される見通しであることから、Go To トラベル再開への期待も高まっている。
現時点で決定している新たなGo To トラベルの概要は以下の通り。
昨年実施時と比べ割引内容や感染症対策に変更があり、地域共通クーポンは平日と休日で差を設けている。
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