Hotels.comは、「2025年ゴールデンウィークの人気国内旅行先ランキング」に続き、検索データに基づいた「2025年ゴールデンウィークの『穴場』国内旅行先ランキング」を発表した。これは、2025年4月26日(土)から5月6日(火)までの旅行検索数をもとに、上位10位からは外れた11位から20位の旅行先を「穴場」として抽出したものである。これらの旅行先は、上位の人気地ほど混雑せず、適度な人気を保ちながらも非日常感や魅力を味わえる場所として、今から旅行先を検討している人にとっても有力な候補となる。
(出典:Hotels.com)
1位には長野県がランクインした。長野は蓼科や上高地といった自然美に癒やされるスポットをはじめ、松本城で歴史を感じ、信州そばや山賊焼きといった名物料理を楽しめるエリアであり、幅広い旅の目的に対応できる点が評価された。2位には兵庫県が入り、カラフルな植物やゴールデンウィークが旬の藤棚のライトアップなど、フォトジェニックで非日常感を味わえる体験が注目された。特に、2025年3月にリニューアルされた「あわじグリーン館」では、日本初の常設展示として流木アートが鑑賞できる点が特徴である。
(出典:Hotels.com)
3位は広島県で、終戦80年を迎える今年、平和への祈りを込めて訪れたい場所として注目されている。平和記念公園や原爆ドームを訪れる旅は、慰霊と世界平和を願う意味でも意義深いものとされる。4位は静岡県で、熱海や修善寺をはじめとした数多くの温泉地を有し、地元の食材を活かした料理と景観を楽しむリトリート旅の拠点として人気である。5位には岡山県が挙げられ、江戸時代の姿を残した岡山後楽園やレトロモダンな街並みの倉敷美観地区など、自然と歴史が融合した景観美が評価されている。
(出典:Hotels.com)
また、Hotels.comはこのランキング上位のエリアから3つの宿泊施設も紹介している。長野の「松本ホテル花月」は明治20年創業の歴史ある宿で、松本民芸家具を配したレトロな雰囲気の客室や名水を用いた大浴場が魅力とされる。兵庫の「グランドメルキュール淡路島リゾート & スパ」は2024年4月にリブランドオープンしたオールインクルーシブ型のホテルで、淡路島の壮大な自然と地元食材を堪能できる。広島の「グランドプリンスホテル広島」は瀬戸内海を望む展望露天風呂やレストランを備え、世界遺産「安芸の宮島」へのアクセスにも優れている。