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帝国ホテル、京都・祇園で「弥栄会館」活用の新規ホテル計画

投稿日 : 2019.10.31

京都府

新規ホテル情報

帝国ホテルは、祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)敷地内の「弥栄会館」を活用した新規ホテル計画について基本合意書を、学校法人八坂女紅場学園との間で締結した。

祇園甲部歌舞練場敷地内 、歴史的風致形成建造物「弥栄会館」

計画地は、京都市東山区祇園町南側の、現在、学校法人八坂女紅場学園が所有する祇園甲部歌舞練場敷地内「弥栄会館」。

祇園は、京都を象徴する場所のひとつであり、伝統とおもてなし文化が凝縮された特別な場所。八坂女紅場学園が歌舞練場の耐震改修計画を進めるにあたり、弥栄会館のホテルとしての活用について、候補の一つとして同社に相談があった。

日本を代表する都市である京都は、同社としても、かねてから新規事業の有力な候補地と考えており、その中でもさらに象徴的な場所である祇園でのホテル計画は、明治23年(1890年)に迎賓館として開業して以来、世界各国から顧客を迎えてきた同社の歴史や企業理念との親和性が高いと判断したという。

「弥栄会館」は、1936年に竣工した和風意匠の伝統を巧みに織り込んだ名建築で、歴史と伝統ある茶屋の家並みと共に一帯の景観を形成し、京都市の歴史的風致形成建造物に指定されている。

近年は建物の老朽化や耐震性の問題により、本来の用途である劇場を含む大部分が使用されなくなっている。同社としても、貴重なレガシーを継承しつつ、新たな息吹をもたらし未来に貢献する事業は、社会的にも意義があると考えたという。

同社は、今後、弥栄会館を活用し、祇園町南側地区の優れたまちなみにふさわしいホテル計画を実現できるよう、八坂女紅場学園をはじめとした関係者、および関係各機関との検討・協議を進めていく考え。

出典:帝国ホテル

京都市東山区ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、京都市東山区には宿泊施設が590、部屋数にして5,554室が提供されている。

同区内での新規開業予定は4施設、363室が新たに供給される見込み。

客室数トップ10は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

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