以前よりGoToトラベル再開について意欲を見せる岸田文雄首相は16日、Go To トラベルの利用が週末に集中しないよう、平日利用を促進に向けて制度見直しを行う意向を示した。産経新聞などが報じた。
岸田首相は16日、「Go Toトラベル」について昨年の経験を生かし、改良すべきことは改良すべきだと発言。週末や祝日に利用が集中することを防ぐため、制度の平日利用を促すよう見直しを行う意向を示した。
また首相は18日に、「Go Toトラベル」再開時期について、ワクチン接種や飲み薬の開発状況を見て、タイミングを判断すると記者団の質問に答えた。
Go To イートやGo To トラベルなどの分野がある「Go To」事業。中でも、1 兆 9,000 億円の予算が充てられた「Go Toトラベル」は Go To 事業の中でも最も事業規模が大きく、事業者、国民ともに期待度の高いキャンペーンとなっている。
2020 年 7 月後半に開始されて以降、この事業は多くの人に利用されてきたが、新型コロナの感染拡大により、同年年末以降、停止されたままだ。
岸田首相はこれまでもGo To トラベルの再開について言及しており、 11 日にはテレビ東京系列で放送された「ワールドビジネスサテライト」に出演した際には、GoTo事業の年内再開について「ワクチン接種証明や陰性証明書を活用して安全な形で、できるだけ早くGo Toトラベル初め、GoTo事業再開の取り組みを進めたいと思っている」と発言している。