Go To トラベルキャンペーンの割引は、乳幼児を連れた家族旅行であればよりお得になる。その仕組みについて解説する。
10月から東京が対象地域に追加、さらに地域共通クーポン制度も始まり、ついに本格的な全国展開となるGo To トラベルキャンペーン。9月18日に販売を開始している東京発着旅行の予約も好調だという。
政府主導の観光支援策「GoToトラベル」事業は、1人当たりの旅行代金から①35%を割引し ②15%分を地域共通クーポンとして配布 するというもの。
この「1人」には宿泊料金がかからない乳幼児も含まれる。そのため、小さな子供連れの家族旅行は、実質の負担額が大人だけのグループよりも安くなるのだ。
たとえば、大人2人組と、大人2名+幼児(添い寝)の家族が1泊10万円の「GoTo」宿泊プランをそれぞれ利用した場合の支払額は、以下のようになる。
「Go To」の支援額は1人当たり2万円以内と定められているので、35%割引の上限は1万4千円、地域共通クーポンは6千円分が上限である。2人であれば計4万円が上限だ。しかしこれが乳幼児を入れて3人で計上できれば、割引額の上限は6万円まではねあがる。
そのため、1人当たりの宿泊額が4万円(割引額2万円)を超える場合、乳幼児連れの旅行の方がお得というわけだ。
この方法を利用するにはいくつか注意点がある。まず、子供料金を定めている宿泊プランであること。そして、予約の際、子供も含めた人数を正確に記入しておくことである。
何かと気疲れしやすい時勢。安全には十分に気を配りつつ、GoToを利用してちょっとリッチな家族旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。