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【取材】福岡・福津に波音とピアノに包まれる滞在型ヴィラ誕生

投稿日 : 2026.07.24

福岡県

取材

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福岡県福津市津屋崎の海岸沿いに、ペットと泊まれる一棟貸しヴィラ「Tomorrow is another day in my calm house by ritomaru」が7月3日、プレオープンした。グランドオープンは7月22日。

眼前に広がるのは、干潮時に砂浜が空を映し出す景観で知られる「かがみの海」。最大14名まで宿泊でき、すべてのペットを無料で受け入れるほか、吹き抜けのリビングにはピアノを常設。波音と音楽が重なる空間で、心身を穏やかな「凪」の状態へ導く滞在を提案する。海辺の散歩や地元食材を使った料理、屋根付きテラスでのBBQも楽しめる。

日帰り観光地として注目を集める福津で、なぜ滞在型の宿を開いたのか。施設に込めた思いや、ペットと旅する価値、今後の展望について、運営する「株式会社りとまる | 離泊」に話を聞いた。

公式サイト:https://ritomaru.co.jp/fukutsu/

――今回、福津市の「かがみの海」を望むビーチフロントに、一棟貸しヴィラを開業された背景には、どのような思いや狙いがあったのでしょうか。

私たち「りとまる」は、「今あるものを大切に」しながら、地方や離島に新たな価値を創造することをミッションとしています。

福岡県福津市は、博多からのアクセスが非常に良好でありながら、圧倒的な美しさを誇る「かがみの海」や、歴史ある「宮地嶽神社」など、豊かな自然と文化がコンパクトに凝縮された、非常にポテンシャルの高いエリアです。

施設が位置する津屋崎は、江戸時代から「津屋崎千軒」と呼ばれてきた歴史ある港町です。かつては九州一の規模を誇った塩田でつくられた塩を船で全国へ運び、塩づくりや交易によって多くの家々が立ち並ぶほどのにぎわいを見せていました。

現在も昔ながらのレトロな町並みが残っており、国の重要文化財に指定されている「豊村酒造旧醸造場」や、国の登録有形文化財である「藍の家」をはじめ、古民家カフェや地元の新鮮な魚を味わえる飲食店などが点在しています。海辺の自然だけでなく、町を歩きながら歴史や文化に触れられることも、津屋崎ならではの魅力です。

特に、施設の目の前に広がる海は遠浅で、どこまでも歩いていけるように感じられるのが特徴です。足元に広がる水面に空が映り込み、まるで海と自分が一体になっていくような、不思議な感覚を味わうことができます。

近年、福津は日帰り観光地として急速に発展しています。そのなかで、この素晴らしいビーチフロントの最前列というロケーションを生かし、「日帰りではなく、滞在しながらゆっくりと心身をクレンズする旅」を提案したいと考えました。

心と身体を整える滞在型・ウェルネス型の旅の拠点をつくりたい。その思いから、今回の開業に至りました。

――本施設では、心と身体を「凪」の状態へ導く滞在スタイルを提案されています。特に大切にしている体験設計や空間づくりについて教えてください。

当宿のコンセプトは、「Tomorrow is another day. ~そしてまた、自分らしく、また戻っていける場所~」です。

このコンセプトを体現するため、自然のバイオリズムと同調できるような、引き算の美しさを大切にした、洗練された空間づくりを意識しています。

空間設計では、海を一望できる開放的なリビングや、高窓から差し込む自然光が心地よいレトロモダンなバスルームなど、どこにいても自然をすぐ近くに感じられる設計にこだわりました。

また、イタリアの世界的な寝具ブランド「マニフレックス」の高反発マットレスを採用したほか、ReFaのシャワーヘッドやドライヤーも完備しています。さらに、天然のバラエキスやオーガニック素材を使用した、自社オリジナルのバスアメニティもご用意しました。

滞在しているだけで、内側からも外側からも少しずつ整い、心と身体が深い「凪」の状態へと導かれていく。そうした五感に響く体験設計を大切にしています。

――すべてのペットと宿泊でき、ペットの宿泊料金も無料とされています。御社が考える「ペットと旅する価値」について教えてください。

りとまるでは、「すべての家族に、等しく旅の感動を」という強い思いを持っています。

世代や家族の形を問わず、皆様に旅を楽しんでいただけるよう、「小学生以下の宿泊無料」と「すべてのペットの宿泊無料」を掲げています。ペットについては、頭数や種別の制限も設けていません。

※イメージ

私たちが考える「ペットと旅する価値」とは、ペットを大切な家族の一員として迎え、周囲に気兼ねすることなく、同じ場所で同じ時間を共有することです。

当宿は、目の前の砂浜へそのままアクセスできる立地です。砂浜をのびのびと駆け回る自由な時間は、ペット自身にとってリラックスできるひとときになるのはもちろん、その姿を見守る飼い主様にとっても、これ以上ない癒やしになると思っています。

旅先で一緒に過ごす時間や体験は、家族の絆をより深めてくれます。そこに、ペットと旅をする特別な価値があると考えています。

※イメージ

――ピアノや波音、オーシャンビューのダイニング、屋根付きテラスでのBBQなど、本施設ならではの魅力が数多くあります。宿泊される方には、どのような時間を楽しんでほしいですか。

一棟貸しならではの完全なプライベート空間だからこそ実現できる、「大切な人たちと気兼ねなく過ごす団らんの時間」と、「ただ何もしない贅沢」の両方を楽しんでいただきたいです。

開放的な吹き抜けのリビングでは、窓の外から聞こえる波音をバックグラウンドミュージックにしながら、コンサートホールのように美しく響くピアノの音色に浸ることができます。

この空間に置かれているピアノは、本施設のオーナー一家が、代々大切に受け継いできたものです。また、館内にはオーナーが趣味で集めてきたアンティーク家具も、その魅力を生かしながら随所に取り入れています。

長く大切にされてきたピアノや家具を、新しい空間のなかでも受け継いでいくことは、りとまるが掲げる「今あるものを大切に」という考え方を象徴するものでもあります。

ピアノに触れたり、大切な人と一緒に音を紡いだり、アンティーク家具がつくり出す落ち着いた空間でゆっくりと過ごしたりする時間は、ほかでは味わえないリラクゼーションをもたらしてくれるのではないでしょうか。

また、本格的なオーブンを備えたキッチンで、地元の新鮮な海の幸を調理し、夕日を眺めながらダイニングで味わう時間も楽しんでいただけます。

テラスには「ガゼボ」と呼ばれる屋根付きのリラックススペースも設置しています。雨の日や日差しが強い日でも、海風を感じながらプライベートBBQを楽しめる空間です。

三世代での旅行や大人数のグループ旅行でも、周囲を気にすることなく、それぞれが思い思いの過ごし方を見つけられる。そんな特別な時間をお過ごしいただきたいと思っています。

――今後は、朝夕のヨガや、ペットと一緒に楽しめるウェルネスプログラムの展開も計画されているそうですね。「Tomorrow is another day in my calm house by ritomaru」を、これからどのような宿へ育てていきたいとお考えでしょうか。

当宿は、既存の建物が持つ良さを生かしてスタートしています。

プレオープン期間中にお寄せいただいたお客様の声も取り入れながら、設備やサービスを段階的にアップデートしていきたいと考えています。

今後は、この特別なロケーションを生かしたヨガや、ペット向けのウェルネスプログラムを充実させていく予定です。

さらに、宿から徒歩10分ほどの場所にある「津屋崎千軒」と呼ばれるエリアをはじめ、津屋崎の地域文化とも連携を深めていきたいと考えています。

国の重要文化財に指定されている「豊村酒造旧醸造場」や、国の登録有形文化財である「藍の家」など、歴史ある建物を巡る街歩きのほか、伝統工芸「津屋崎人形」の絵付けや地ビールづくり、木工芸の工房見学など、この地域ならではの文化を体験できる機会をご提案していく予定です。

古民家カフェや地元の新鮮な魚を味わえる飲食店なども含め、海でのアクティビティだけにとどまらない津屋崎の魅力を、宿泊を通じてゆっくりと楽しんでいただきたいと考えています。

訪れるたびに少しずつ心地よく進化し、お客様に「ああ、またここに戻ってこられた」と感じていただける場所を目指しています。いつ訪れても本来の自分をニュートラルな状態に戻すことができる、実家のような温かさを持つ「凪の家」へと育てていきたいと考えています。

■施設概要

名称:Tomorrow is another day in my calm house by ritomaru
住所:福岡県福津市津屋崎1-36-11
施設タイプ:2階建て一棟貸し(1日1組限定)
定員:14名
1泊素泊まりプラン:
・平日・2名様 75,000円(税込)~
・1名様追加につき15,000円
・小学生以下は宿泊無料
チェックイン:15:00~
チェックアウト:10:00
公式Instagram:https://www.instagram.com/ritomaru.official/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@ritomaru.official
公式LINE:https://lin.ee/U8DhKRO
公式サイト:https://ritomaru.co.jp/fukutsu/

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