GoToトラベル事務局は9月1日、事業者向けの公式サイトにて「8月分月次報告の案内」を開始した。提出書類と注意事項についてお伝えする。
GoToトラベルキャンペーンで給付枠を受けた参画事業者は、毎月1日から末日にかけての取扱実績を、翌月の15日までに事務局に送付しなければならない。
必要書類を提出し、事務局の確認の上に受理されれば、旅行代金の35%を上限とした額が給付される。なお、取扱実績のない業者も実績報告の必要がある。
宿泊事業者の申請枠は以下の3パターン。
(パターンA) 旅行事業者(旅行会社・OTA)経由からの予約のみを取り扱う場合
(パターンB) 宿泊事業者で直接予約・販売を行い、給付金申請を自ら行う場合
(パターンC) 宿泊事業者で直接予約・販売を行い、給付金申請を第三者機関が行う場合
パターンAとCでは、給付金の申請・管理は旅行事業者および第三者機関が行うため、事務局への月次報告は不要だ。
自力で申請するパターンBの宿泊事業者が用意しなければならない書類は以下の通り。
①給付金請求書 兼 月次報告書 様式第16号
②実績内訳シート(割引用) 様式第17号の1
③実績内訳シート(還付用) 様式第17号の2
④第三者機関の宿泊実績リスト
⑤その他事務局が求める書類
①~③は公式サイトの専用ページからダウンロードできる。
エクセル形式でそのまま入力可能だ。②の割引分と③の還付分は別々に入力し、重複しないように注意。
④の第三者機関リストは、実績シートに記載する下記項目を証明するものでなければならない。
⚫ 予約を特定する番号や契約者名等
出典:【GoToトラベル事業者向け公式サイト】8月分月次報告のご案内
⚫ 旅行開始日
⚫ 行き先都道府県
⚫ 申請者名(お客様の代表者名)
⚫ 給付対象宿泊日数
⚫ 宿泊者数(合計)
⚫ 人数(居住地が東京都以外の人)
⚫ 合計旅行・宿泊代金(割引前代金計) *1
⚫ 旅行・宿泊代金割引額 *2
⚫ 割引後の支払額 *3
⚫ 宿泊施設名
※1~3のうち一つしか提出されない場合、割引額は35%で固定となる。また、リストには第三者機関の押印が必要。
提出方法については、書類ごとに異なる。①~③はすべてメールでの送付が可能だが、①は押印欄があるため、PDFに変換して添付する。④に関しては郵送が原則だが、1か月の報告件数が20件以下の場合はメールで送付できる。
送付先のメールアドレスは登録事業者によって違うので注意。
宿泊事業者用(パターンB)の送付メールアドレス
jisseki_August_shukuhaku_B@goto.jata-net.or.jp
メールも郵送も、件名に「8月実績報告」である旨を明記しておく。受理された分の精算については1か月ほど要するとのこと。