大阪国際交流センターホテルの運営を再委託にて行う関西スターリゾート(株)(資本金100万円、大阪府大阪市天王寺区上本町8-2-6)は、3月23日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。大阪国際交流センターホテルは直接的なホテル運営受託会社のもと現在も営業。
大阪で3件目、ホテル運営では初の新型コロナ関連倒産
出典:大阪観光局
同社は、2019年11月に設立したホテル運営業者。
同社は2019年12月より大阪国際交流センターホテルの運営受託会社より業務を再受託されるかたちで事業を展開していた。
しかし、新型コロナウイルスの影響による予期せぬ利用者の減少やイベント中止、延期などの環境悪化から、事業はほぼ当初から頓挫。設立から日が浅く企業体力に劣るなか、先行きが見通せず、今回の措置となった。
なお、ホテルの所有者である大阪市の担当者は「直接的なホテル運営受託会社とは異なっており、ホテル運営に影響はない」とコメントしている。
大阪では雑貨店「aideco」経営の愛織、衣服小売「マジェスティックレゴン」運営のシティーヒルに続き3件目の新型コロナ関連倒産、宿泊施設関連としては初となる。
東京商工リサーチが報じた。
大阪市天王寺区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、大阪市天王寺区には宿泊施設が83、部屋数にして4,034室が提供されている。
新規開業予定も2施設、191室が新たに供給される見込み。
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