プリンスホテルでは東京都からの要請を受け、イーストタワー(919室、品川プリンスホテル)を新型コロナウイルス感染症の軽症者等の受け入れ施設として提供を本日4月17日より開始する。
イーストタワーは独立した棟として、他の建物から完全に分離しており、施設の提供はイーストタワーの一棟貸しという形で行うため、品川プリンスホテルの他棟(メインタワー、アネックスタワー、Nタワー)を利用の一般客と患者が同じ施設に滞在することは一切ないという。
また、接点をもつことも一切ない運営となり、同社の従業員が携わることもないとのこと。
関係各所と協議のうえ、衛生管理等については東京都や医療関係者の指導のもと、最大限配慮して対応していくという。
社会インフラの一部であるホテル業は、このような国難の時に施設を提供することにより、軽症者への支援並びに医療従事者の負担を軽減することは大切な役割だと考え、今回の決定に至ったという。
対象ホテル:イーストタワー(品川プリンスホテル:東京都港区高輪 4-10-30)
客室数:919 室(全室シングルルーム)
開設日:2020年4月17日(金)
※品川プリンスホテルはメインタワー(1,727室)、アネックスタワー(657室)、N タワー(257室)、イーストタワー(919室)の独立した四棟からなるホテル。
メインタワー、アネックスタワーは一般営業を行なっている(Nタワーは営業集約による臨時休業)。
メトロエンジンリサーチによると、東京都港区には宿泊施設が202、部屋数にして32,009室が提供されている。新規開業予定は28施設、部屋数にして5,833室が新たに供給される見込み。
品川プリンスホテルは各棟の集合としては日本最大規模のホテル。また、イーストタワーは単棟としても、同区内3番目の施設となっている。
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