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「オリエンタルホテル 東京ベイ」2018上期業績

新浦安のオリエンタルホテル 東京ベイでは、2018年上期、97.5%という驚異的な稼働率を実現した。下期に入る今夏・秋の開催予定イベントと合わせて同ホテルの動向を予測分析する。

オリエンタルホテル東京ベイ2018上期業績
ジャパンホテルリートによると、オリエンタルホテル東京ベイの客室稼働率ADRRevPAR、売上高は以下の通り。


出典:ジャパンホテルリート

上記の表のとおり、2018年上期の同ホテルの稼働率は90%をはるかに上回り、平均で97.5%を記録した。また、ADRは1万5千円ー2万2千円ほどで、平均は18,664円となった。RevPARはADRとほとんど差がなく、平均で18,196円となった。売上高は上期合計で3,263(百万円)となった。
前年比でみると、客室稼働率では1.2%減少しているものの、ADRは0.9%の増加、RevPARは0.3%わずかながら減少した。売上高は前年比で57(百万円)減少の1.7%減少となった。
とはいえ、いずれの数値も全国的な水準からすると極めて高い数字でそのパフォーマンスの高さと持続性を示していると言っていいだろう。

今夏は誕生日イベント、秋には美食会
そんなオリエンタルホテル 東京ベイの顧客を飽きさせない取り組みの一つとしてはホテル内のレストランでの多様な食事イベントの開催がある。
今夏は同ホテルは、2018年8月1日(水)から9月30日(日)までの期間中、ホテル内レストラン3店にて、誕生日のゲストを対象に、夏を演出した炎をまとった不思議な焼き氷「オリエンタル・ボルケーノ」をプレゼントする。

出典:ホテルマネージメントジャパン

料金は無料(要予約)ながら、各店1日1個の限定プレゼントとのことで、即完売必死だが、「バー・ラウンジ ブローニュの森」では、この「オリエンタル・ボルケーノ」をデザートメニューとして、同期間中、1,200円にて提供するため、誕生日でなくとも購入することは可能だ。
また、秋には「秋の美食会」として日本料理 美浜の関口料理長による実演を含めた旬の食材をコース仕立てで味わう会席料理の提供を予定している(料金:8,500円 ワンドリンク付き 税金・サービス料込)。

出典:ホテルマネージメントジャパン

同ホテルは、1995年開業。客室数503室、料飲施設5店舗、大中小の宴会場、チャペルなどを備える東京ディズニーリゾート®・パートナーホテル。JR京葉線新浦安駅北口直結で、東京ディズニーリゾート®まで1駅3分、無料シャトルバスの利用で15分の好立地。

上記の表では、前年比との比較ではADRの引き上げに動いている模様で、特に本年6月には客室稼働率を6%減少させながらも、ADRを10.9%引き上げていることがわかる。今後は、高い稼働率を維持しつつ、ADRをどこまで引き上げられるかが、同ホテルのさらなる収益向上、レベニューマネジメント の鍵となりそうだ。

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