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立教大学観光学部が台湾の高級ホテルと長期インターンシップ

立教大学観光学部と台湾・台北のリージェント・タイペイは、このほど長期インターンシップ実施で合意、覚書を締結した。海外のホテルへの6ヶ月間におよぶ長期インターンシップは、日本初の観光学科・観光学部を設置した立教大学の観光教育の歴史においても初めての試みとなる。

6ヶ月間ホテルで生活、オペレーションからホテル経営まで学ぶ

立教大学観光学部は、経済産業省の平成30年度「産学連携サービス経営人材育成事業」において、「企業と大学の相補的連携による宿泊業経営専門職の人材育成」のテーマで採択されている。

高等教育機関における職業教育の今後の有り方の検討も視野に入れ、国内外での長期インターンシップを組み込んだ教育プログラムの開発に取り組んでいる。
今回の提携により、海外のホテルに学生を長期間派遣して高度観光人材を育成する、初めての試みがスタートすることになる。学生は滞在先としてリージェント・タイペイの1室をシェアする形で提供され、6ヶ月間ホテルで生活しながらホテル・オペレーションだけでなくホテル経営までを学ぶ。

シルクスホテルグループに所属し、台湾屈指のラグジュアリーホテルであるリージェント・タイペイは、台北の中心街に建つ20階、538室を持つホテル。世界有数のトラベルガイド『フォーブス・トラベルガイド』2018年の格付けホテル部門では、4つ星を獲得している。

立教大学は、1946年に「ホテル講座」(現ホスピタリティ・マネジメント講座)を設置したことを皮切りに、1961年には「立教観光クラブ」を設立(現在の会員数約3,000人)。1967年には4年制大学として初の観光学科を設置し、1998年には日本で最初の観光学部と大学院に観光学研究科を開設している。

10月12日(金)に開催された覚書調印式で橋本観光学部長は「アジアにおける観光マネジメント人材の育成は急務である。学生がインターンシップをすることでホテルの若い従業員にとっても刺激になればお互いに有意義になる」と述べ、来校したリージェント・タイペイのManaging Directorの吳偉正氏は「インターンシップで学生のみなさんにチャンスを与えていきたい。その経験を大学内で共有していってほしい」と熱意を語った。

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