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大分・日田「リバーサイドホテル山水」新型コロナ関連倒産

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(有)リバーサイドホテル山水(大分県日田市川原町3-23、設立1977年10月、資本金850万円)は5月15日、大分地裁日田支部に破産を申請した。大分県初の「新型コロナウイルス」関連倒産となった。

熊本地震の影響で宿泊者数が減少、新型コロナがとどめ

出典:リバーサイドホテル山水

同社は、1951年8月に創業、1977年10月に法人改組した。筑後川を本流とする「三隈川」沿いに立地した温泉旅館「リバーサイドホテル山水館」(大分県日田市川原町3-23、24室)の運営や付随して飲食・物販事業を行っていた。三隈川を一望できる客室のほか、屋形船で食事や鵜飼いのショーを楽しめるプランが特徴で、露天風呂を併設した大浴場も有し、2015年9月期は年収入高約1億9200万円を計上した。

しかし、2016年4月に発生した熊本地震の影響で宿泊者数が減少。近年はインバウンドの受け入れに注力していたものの、2019年9月期の年収入高は約1億4000万円までダウン。この間、赤字計上が頻発していたほか、2018年3月には本店不動産に日田市からの差し押さえを受けるなど、資金繰りはひっ迫していた。加えて、新型コロナウイルスの影響で売り上げが急激に落ち込み、4月中旬には休業を余儀なくされた。

5月14日には大分県を含む39県の緊急事態宣言は解除されたものの、客足がすぐに回復する見込みはなく、先行きの見通しも立たないことから今回の措置となった。

負債は2019年9月期末時点で約9億3000万円。

なお、大分県内では新型コロナウイルス関連倒産は初めて。九州・沖縄地区では計14件となった。

TSRTDBが報じた。

出典:リバーサイドホテル山水

大分県日田市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると大分県日田市には宿泊施設が74、部屋数にして1,367室が提供されている。

同市内には旅館が多く展開しており34施設が確認された。

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