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ラオックス、訪日旅行客ガイドアプリの開発開始

免税店大手のラオックスは、訪日旅行者向けのメニュー翻訳やウェブサイト上での順番待ち管理、さらにQRコード決済やインバウンド集客までワンストップで行うことが可能になる、飲食店ガイドアプリによる新サービスの開発をスタート。今春以降のサービス開始を目指す。

TTD“Things To Do”レストランシステム

同サービスの名称は、「TTDレストランシステム」で、TTDは“Things To Do”、旅行において必ず訪れるべき、やるべき、食べるべきことという意味の頭文字から取った。

旅行業界においては、TTDの略称で表現することも多く、訪日旅行客が日本観光を楽しむためのTTDをサポートするサービスを提供する。

当該システムサービスのコンセプトとしては、飲食店向けサービスを皮切りに、ユーザー向けにアプリやウェブサイトを開設し、交通チケットの購入など旅行中に必要な情報を提供するだけでなく、レストランの予約からエンターテイメントのチケット購入といったアクションまで結びつけるサービスを目指す。

加盟する飲食店向けには、インバウンド集客だけではなく、中国では一般的な顧客のスマートフォンを使ったセルフオーダーシステムや、ウェブサイト上で順番待ちを管理するシステムなどを提供し、訪日旅行客との言語の障壁における両者の不便を緩和するだけでなく、飲食店側の日々の業務の効率化と集客力アップをサポートする。

システムの企画から開発まで、同社子会社である上海弘楽国際旅行有限公司が行い、日本の飲食店のニーズを汲み取った上で、随時バージョンアップを目指していく。

昨今、重要視されているネットの即予約への対応や、売上管理をスムーズにするため、飲食店向けのサービスを展開する事業者と連携し、オープンプラットフォームによる「Total Win」の実現を目指し、訪日旅行客と加盟する飲食店双方の利便性を向上させていきたい考え。

出典:ラオックス

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