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2024年1月最新!横浜市の新規開業施設を徹底解説

横浜市の新規開業施設分布

メトロエンジンリサーチによると、横浜市の新規開業施設の分布は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

出典:メトロエンジンリサーチ

横浜市の新規開業施設は中区に約70%が集中

横浜市の新規開業施設は15施設(3,574室)が予定されており、そのうちの約87%の13施設(2,944室)が港区に集中している。また、既存施設でも札幌市全体の施設数(341施設)の約60%が中央区に集中している。

新規開業施設

順位

横浜市 施設数 シェア

1位

中区 7施設 70 %

2位

西区 2 施設 20 %

3位

神奈川区 1 施設 10 %

合計

10 施設

出典:メトロエンジンリサーチ

横浜市の新規開業施設のキーワードは「大規模複合施設」

横浜市に新規開業する施設のキーワードは「大規模複合施設」が当てはまる。特に、横浜都心・臨海地域では、世界水準の宿泊機能やMICE 施設を有するホテルとあわせて、ハイグレードな住宅などを整備する計画が進んでおり、新たな国際交流拠点を形成する試みが行われていることに注目したい。

施設名

部屋数(推定) 竣工
開業予定日

(仮称)北仲通北地区A-1・2地区

300 室 2027年12月31日

(仮称) OMO7横浜 by 星野リゾート

280 室 2026年4月1日

(仮称)横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ

338 室 2026年3月31日

出典:メトロエンジンリサーチ

横浜市の新規開業施設を一部紹介

(仮称)北仲通北地区A-1・2地区

「(仮称)北仲通北地区A-1・2地区」は、横浜市中区の「北仲通北地区A1・2地区」に世界水準のホテルや184戸の住宅で構成する地上40階、地下2階、高さ150m、延べ面積97,081㎡の大規模複合施設を新設する計画。計画自体は、A-1地区からC地区までの8エリアにまたがる大規模なものとなっており、婚礼施設・オフィス・商業施設・住宅など、新たな国際交流拠点を形成する試みとなっている。

(仮称) OMO7横浜 by 星野リゾート

「(仮称) OMO7横浜 by 星野リゾート」は、8階建ての旧市庁舎行政棟を保存活用したカフェ・レストランなどを備えた都市のランドマークとなるフルサービスホテル。「横浜市旧市庁舎街区活用事業」において「OMO(おも) by 星野リゾート」は、ホテル運営を担当しOMOブランドとして初の横浜進出となる。

(仮称)横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ

「(仮称)横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ」は、「みなとみらい21中央地区62街区」の再開発による地上14階、地下2階で構成される新しい複合施設。下層階には水族館、レストラン・物販の店舗を新設し、上層部には客室だけでなく、スパやプール、フィットネスルームも設けられる。

横浜市に大規模複合施設が計画される背景

横浜市で大規模複合施設が計画される背景には、近年、特にアフターコロナでの訪日外国人(インバウンド)需要の堅調な回復が考えられる。隣接する、東京都は言わずと知れた日本最大の観光都市であり、隣接する横浜市も非常に人気の高いスポットだ。人気の観光スポットとしては「横浜ランドマークタワー」「山下公園」があげられる。

一方で、近年、訪日外国人に人気の高い観光地を悩ませているが「オーバーツーリズム」だ。外国人旅行者の増加により、経済の活性化を期待する声がある一方、観光客が増えすぎることで住民生活に弊害を及ぼす懸念が指摘されている。商業者側はより多くの旅行者に来てほしいと考えるが、地域住民にすれば限度があるため、非常に難しい課題となっている。

そういった意味でも、横浜市で進行している大規模複合施設の計画は、既存の人気スポットに集中していた外国人旅行者のオーバーツーリズムの緩和にも効果的な手段となっていると同時に、国際的なホテルブランドを誘致することで、横浜市を国際標準の観光地としてさらに認知させていくことができる可能性を秘めている。

 

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