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2024年5月最新!京都市の新規開業施設を徹底解説

京都市の新規開業施設分布

メトロエンジンリサーチによると、京都市の新規開業施設の分布は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

京都市の新規開業施設のキーワードは「大阪・関西万博」

京都市でも、国際級のラグジュアリーホテルの建設が急ピッチで進められている。その背景については、前回の記事「2024年4月最新!大阪市北区の新規開業施設を徹底解説」でも解説した通り、「大阪・関西万博」の開催が大きく影響していると推察している。

メトロエンジンリサーチによると、今回紹介する9施設の内、5施設が2025年3月までの開業を予定しており、2025年4月13日〜10月13日の半年間開催される「大阪・関西万博」の国内外の需要を積極的に取り込みたい意図が感じられるスケジュールとなっている。

施設名

部屋数(推定) 竣工
開業予定日

コートヤード・バイ・マリオット京都駅

270 2026年

三井ガーデンホテル京都三条プレミア

185 2024年7月31日

(仮称) 京都相国寺門前町計画

135 2026年

カペラ京都

92 室 2025年3月

リージェント京都

86 2024年

(仮称) シャングリ・ラ京都二条城

77 室 2025年3月

(仮称) 京都社会福祉会館跡地活用事業

70 室 2024年

(仮称) 弥栄会館

60 室 2026年春

(仮称) 東山七条ホテル新築計画

53 室 2026年

出典:メトロエンジンリサーチ

京都市の新規開業施設を一部紹介

コートヤード・バイ・マリオット京都駅

「コートヤード・バイ・マリオット京都駅は、国内で9軒目の「コートヤード・バイ・マリオットホテル」となり、京都駅から徒歩3分の立地となり、大阪国際(伊丹)空港からホテルまでは、車で約45分(約40キロ)でアクセスできる。客室は、スイートルームを含む全270室を備え、終日営業のダイニング・レストラン、その他にもカフェや、仕事や観光でのj1日を終えてからカクテル等を飲みながらリラックスできる、カフェ&バーも設けられる予定だ。また、宿泊者限定で、最新フィットネス・センターもご利用することができる。

 

三井ガーデンホテル京都三条プレミア

三井ガーデンホテル京都三条プレミアは、京都初上陸の「三井ガーデンホテルズ」のプレミアシリーズのホテルとなり、客室は平均30㎡以上の広さを確保し、総客室数の約4割はキングルームとする予定。坪庭や京都文化博物館を臨むことができる、広々とした54.9㎡のスイートルームをはじめ、デイベッドを利用することで3~4名までの滞在が可能となる客室や、洗濯機・ワークデスク等を導入し、中長期滞在者にも利便性の高い客室の提供など、多様なニーズに対応する予定だ。その他、レストランやチーズ工房、Barやプライベートスパ、フィットネスジム等も備える。

 

カペラ京都

カペラ京都は、シンガポール、バンコク、ハノイ、ウブド(バリ島)、上海、海南島にて事業を展開するホテルブランド「カペラホテルズ&リゾーツ」の日本初進出となるホテル。建設予定地は、京都市東山区に位置し、1869年(明治2年)に地域の人々によって設立後、100年以上愛されてきた新道小学校の跡地。地上4階、地下2階建ての空間には、スイートルームを含む92の客室のほか、レストラン、宴会場、スパを完備。カペラホテルズ&リゾーツのフラグシップホテルとして、世界標準のサービスを提供する予定だ。

京都市から見た「大阪・関西万博」

現在、京都市で急ピッチにホテル開発が進められている背景に、2025年4月13日〜10月13日の半年間開催される「大阪・関西万博」の影響が推察できることは先ほど述べた通りだが、「大阪・関西万博」は、大阪市此花区にある人工島・夢洲で開催される大型イベントであり、同じ関西エリアとはいえ、直接的な関連性は大阪市と比較すると下がるように見える。

しかしながら、京都は、日本の中でも訪日外国人に非常に知名度が高く、人気の観光地である。加えて、万博の開催にあわせて関西エリアの各地で大規模なイベントや国際会議等を行った場合、来場者の延泊などが見込まれることが予想されており、その経済波及効果は2兆9100億円にもなる試算も発表されている。

加えて、初めて日本を訪れるインバウンド観光客が、日本を代表する観光都市をスポット的に体験できることで人気の高い広域の観光周遊ルートである通称「ゴールデンルート」には、東京、箱根、富士山、名古屋、大阪に加え、京都も含まれており、「大阪・関西万博」を起爆剤として、多くの訪日外国人が関西を中心に、広く周遊することに対しての大きな期待が感じられる。

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