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京都府新規ホテル展開状況(2023年10月現在)

2023年10月最新の京都府のホテル展開状況をお伝えする。

京都府のホテル展開分布

メトロエンジンリサーチによると、京都府の新規開業ホテルの分布は東山区に集中している。

京都府の新規開業施設は東山区に集中、次いで上京区・中京区

東山区・上京区・中京区に約78%が集中

2023年10月〜2026年4月にかけて京都府の新規開業施設は14施設・1,586室が予定されているが、約78%の11施設・1,235室が東山区・中京区・下京区に集中している。中でも、東山区は施設数ではトップの約43%のシェア、部屋数では中京区に次いで2位の約29%のシェアとなっている。

施設数シェア

順位

京都市 施設数 シェア

1位

東山区

6 施設 42.9 %

2位

上京区 3 施設 21.4 %

3位

中京区

2 施設 14.3 %

4位

左京区 1 施設 7.1 %

5位

右京区 1 施設 7.1 %

6位

南区 1 施設 7.1 %

合計

14 施設

出典:メトロエンジンリサーチ

出典:メトロエンジンリサーチ

部屋数(推定)シェア

順位

京都市 部屋数(推定) シェア

1位

中京区

498 室 31.4 %

2位

東山区 455 室 28.7 %

3位

上京区

282 室 17.8 %

4位

南区 198 室 12.5 %

5位

左京区 86 室 5.4 %

6位

右京区 67 室 4.2 %

合計

1,586 室

出典:メトロエンジンリサーチ

出典:メトロエンジンリサーチ

京都府の新規開業予定施設を一部紹介

メトロエンジンリサーチによると、2023年10月〜2026年4月の京都府 新規開業予定施設の部屋数トップ3は以下の通り。

順位

施設名 部屋数(推定) 開業予定時期

1位

ヒルトン京都 313 室 2024年9月30日

2位

ロワジールホテル 京都東寺 198 室 2023年10月3日

3位

(仮称)三井ガーデンホテルプレミア京都 185 室 2024年7月1日

出典:メトロエンジンリサーチ

1位の「ヒルトン京都」は、「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」としては京都初進出となる。
客室は約40㎡のスタンダードルームを中心とした全 313室のほか、オールデイダイニング、バー、スペシャリティレストラン、カフェなどの料飲施設、ジム、屋内プール、宴会場・会議室などを兼ね備える予定だ。

外装は「京都の奥行きのある装い」で建物を包み込むデザイン、内装は「ORIMONO(織物)」をテーマに織物をイメージした空間となっている。開業後は、歴史と現代、伝統や革新など、京都が持つさまざまな魅力の発信を目指していく予定だ。

2位の「ロワジールホテル 京都東寺」は、JR「京都駅」八条西口より徒歩12分、近鉄「東寺駅」より徒歩3分、世界遺産「東寺」まで徒歩5分の場所に位置しビジネスや観光に最適な立地だ。「ロジワール」はフランス語で「余暇」を意味し、忙しい日常から離れリフレッシュする時間をイメージしている。

コンセプトである「その土地ならではの、上質なおもてなし。忘れられない素晴らしい時間を、あなたに。」のもと、ゆとりあるつくりの客室でワンランク上の旅を届ける予定だ。

3位の「(仮称)三井ガーデンホテルプレミア京都」は、「三井ガーデンホテルプレミア」ブランドのフラッグシップホテルとなる予定だ。立地は、地下鉄烏丸線の烏丸御池駅から徒歩約3分、同四条駅、阪急烏丸駅から徒歩約8分と交通利便性に優れ、食や文化スポットが集積する三条通に位置する。

地上5階、地下1階、全185室を予定。レストラン、大浴場、フィットネスジムなどを備える計画となっており、周囲の景観と調和した施設と、充実したサービスを兼ね備えたホテルを目指すとしている。

ラグジュアリーホテルの進出が目立ち、視野には大阪・関西万博

引き続き、京都府の新規開業予定施設ではラグジュアリーブランドホテルの進出が目立っている。京都府は日本の中でも有数の観光地であり、日本国内でも人気のエリアだ。加えて、近年では訪日外国人からの注目も高く、海外の富裕層をターゲットにした国際基準を意識したホテルの開業が行われている。

また、2025年には大阪・関西万博が4月13日〜10月13日の半年間開催される予定となっており、当然近隣エリアである京都への宿泊需要の拡大が予測されている。今回、新規開業を予定している施設でも2025年4月までの開業が14施設中・9施設と64%を占めていることから、大阪・関西万博の需要拡大への期待感が伺える結果となっている。

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