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横浜市が2017年の観光統計を発表ー宿泊者・消費額が大幅増

横浜市が2017年1-12月の観光集客実人員と観光消費額について、3,631万人、3,557億円との推計となった旨発表した。前年(2016年)から日帰り客が微減したものの、宿泊客の増加により消費額が伸長した。宿泊施設の分布から見えてくる課題も。

観光集客実人員は3,631万人、観光消費額は3,557億円 

出典:横浜市

横浜市の4月27日の発表によると、上記のグラフの通り、2017年(平成29年1-12月)の観光集客実人員は3,631万人、観光消費額は3,557億円となった。
観光集客実人員は昨年の3,614万人からの微増にとどまったが、消費額では前年の3,195億円から362億円増で割合にして11.3%の増加となった。
背景としては、日帰り客が前年の3,185万人(2,088億円)から3,169万人(1,991億円)に減少したものの、宿泊客が前年の429万人(1,107億円)から462万人(1,567億円)へと大幅に増加したことが、観光消費額全体の底上げにつながった。

横浜市のホテル展開、東部に集中
宿泊客が増加していることが明らかとなった横浜市だが、メトロエンジンリサーチによると、横浜市の宿泊施設数は、171施設あり、19,070部屋が提供されている。その内、山下公園や桜木町、中華街などが所在している中区が80施設、9,238部屋とその約半数を占めている。

横浜市区別宿泊施設数トップ5
1位  中区 80施設 9,238部屋
2位  港北区  21施設 3,388部屋
3位  西区  17施設 3,613部屋
4位  鶴見区  13施設 971部屋
5位  神奈川区  10施設 825部屋

港北区は、新幹線の新横浜駅が所在するエリアで、西区は横浜駅が所在する中心部で、みなとみらいエリアは西区と中区にまたがる。
他方で、全19ある区の中で、横浜市西部の青葉区、港南区などの区によっては、宿泊施設が1箇所ないしゼロという区が8つも存在している。
このことから、現状観光客は横浜市東部のエリアに集中していることがわかる。

東高西低の横浜
スーモの住みたい街ランキング2018ランキングでトップに輝いた横浜だが、あくまで横浜駅周辺の地域がその対象であり、市内の人気は東高西低の状況にあるのが実情だ。

今後さらに横浜が観光地としてその幅を広げていくためには、テーマパーク「横浜・八景島シーパラダイス」やバーベキュー・キャンプ場などのある金沢エリアや「よこはま動物園ズーラシア」がある旭区、児童厚生施設「こどもの国」がある青葉区など市内の内陸部や南・西部に選択肢の幅を広げていくことで、より多くの観光客に長期滞在、宿泊してもらい消費額を上げていくことが可能となると言えるのではないだろうか。

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