東急ホテルズは、客室の歯ブラシ・カミソリ等を使用しなかった顧客にアメニティの金額相当を環境保全活動の基金とする「グリーンコイン」をプラスチック製から山梨県北都留郡丹波山村の間伐材を使用したものに順次変更。積極的な木材の活用に取り組むことで森林再生サイクルや地域貢献に寄与する。
積極的な木材の活用で森林再生サイクルや地域貢献に
出典:東急ホテルズ
東急ホテルズは、2001年9月より顧客の厚意による「グリーンコイン」制度を実施している。
この制度は、客室の対象アメニティ(歯ブラシ・カミソリ等)を使用しなかった顧客にチェックアウト時に「グリーンコイン」として持参してもらうことで、アメニティの金額相当を環境保全活動の基金とするもの。
同社はその「グリーンコイン」を、2019年10月12日よりプラスチック製から山梨県北都留郡丹波山村の間伐材を使用したものに順次変更する。
間伐材による新しい「グリーンコイン」は、顧客に手に取ってもらうことで、森林保全の大切さを感じてもらいたいという思いを込めたもの。
表面は森をイメージするグリーンカラーを施し、裏面は木のぬくもりを感じてもらえるようあえて塗装を施していない。また、間伐材を使用した樹木型の回収スタンドは、コインを掛けていくことで木に葉が増えていく様子を表現した。
同社は2008年4月から山梨県丹波山村にて、「東急ホテルズ・グリーンコインの森」活動をスタートした。地元行政・林業事業者と協働しながら森づくりを実施し、ホテル従業員によるボランティア活動を行っている。
2019年度より第3期を迎え、10年という節目を機に、積極的な間伐材の活用に取り組むことで森林再生サイクルや地域貢献に寄与。また、従業員ボランティアで間伐した木材で製作したSDGsバッジは、現在全国のホテル従業員が着用しており、今後も間伐材の活用の幅を拡げていくという。
出典:東急ホテルズ
【同事業 概要】
内容:山梨県北都留郡丹波山村の間伐材を使用した「グリーンコイン」を製作
※従来のプラスチック製から間伐材製へ変更
開始日:2019年10月12日
対象ホテル:ザ・キャピトルホテル 東急、セルリアンタワー東急ホテル、横浜ベイホテル東急、金沢東急ホテル、名古屋東急ホテル、京都東急ホテル、白馬東急ホテル、伊豆今井浜東急ホテル、下田東急ホテル、宮古島東急ホテル&リゾーツ
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