インヴィンシブル投資法人は、主要テナントであるホテル運営会社、マイステイズ・ホテル・マネジメントから一時的な賃料免除などの要請を受け、賃貸契約の見直しを決め、定期建物賃貸借兼管理業務委託契約の変更覚書を締結した。
同覚書は、同投資法人が信託受益権の形態で保有する国内ホテル83物件のうち、同ホテルグループが運営する73物件に関して、6月末までの暫定的な措置として、契約における賃料の支払条件を一部変更して固定賃料の支払いを免除するとともに、変動賃料の計算方法を変更し、同ホテルグループが従来負担していた対象物件に係る物件管理費の負担緩和を図り、同投資法人の負担とするとともに、同ホテルグループに対して支払う管理業務受託手数料の金額をホテル営業を継続するために必要な金額として別途合意する金額に引き上げることについて合意するもの。
新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出と外出自粛により客室稼働率が大幅に減少。ホテルオペレーター事業者の資金繰りが悪化して倒産する事例も複数出てきている。
これに伴い、同ホテルグループは、同投資法人を含む全ての同グループ運営ホテルの所有者に対して、固定賃料を免除するよう強く要請しており、同投資法人としても、当該要請の内容や市場動向、今後の見通しその他諸般の状況を慎重に検討の上、これに応じることとしたという。
同投資法人の当期における国内ホテルポートフォリオの客室稼働率の実績及び予想は、以下の通りとなっている。
出典:インヴィンシブル投資法人
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