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「G20大阪首脳宣言」観光による世界経済成長の牽引

G20大阪サミットで採択された「G20大阪首脳宣言」には、観光による世界経済の成長の牽引と持続可能で包摂的な開発に対する貢献についての記述が盛り込まれた。各国は10月の観光大臣会合の開催に向け議論を深める。

令和元年6月28日(金)、29日(土)に開催されたG20大阪サミットでは、「G20大阪首脳宣言」が採択された。この首脳宣言では、「不平等に対処することによる成長の好循環の創出」に関する事項として、労働及び雇用、女性のエンパワーメント、農業と並び、観光についての記述がある。

具体的には、観光が世界経済の成長の重要な牽引役となること、また、各国が、持続可能で包摂的な開発などに対する観光分野での貢献を最大化するために取り組んでいくことが記載されている。

本年10月に北海道倶知安町で開催する「G20観光大臣会合」では、首脳宣言の内容を踏まえ、「SDGsに対する観光の貢献」、「観光客と地域社会に貢献する観光マネジメント」及び「持続可能な観光を推進する技術革新」をテーマに、観光分野での議論をより発展させる。

G20大阪首脳宣言(抜粋)」(仮訳)
不平等に対処することによる成長の好循環の創出
観光
24. 観光産業は世界のGDPの相当の割合を占め,引き続き世界経済の成長の重要な牽引役となることが見込まれる。我々は,特に女性及び若者のための,また,創造産業における,質の高い雇用と起業の創出,経済的な強じん性及び回復,持続可能な観光に関する計画及び管理を通じた自然資源の保護,並びに,包摂的かつ持続可能な開発の実現に対する観光部門の貢献を最大限にするために取り組んでいく。

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