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東京都中央区のビジネスホテルを分析!2024年6月最新版

東京都中央区の既存ビジネスホテルの分布

メトロエンジンリサーチによると、東京都中央区の既存ビジネスホテルの分布は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

東京都中央区の既存ビジネスホテル施設数の推移

東京都中央区の既存ビジネスホテル施設数は 39.2%増

東京都中央区の既存ビジネスホテル施設数は39.2%増加。
2019年1月時点の97施設から直近の2024年6月時点の135施設と5年間で38施設の増加となっている。

出典:メトロエンジンリサーチ

施設数の推移にコロナ禍の影響はあったのか

コロナ禍の影響下にあった期間を 2020年1月〜2022年5月(ほぼ沈静化していた時期)とした上で、期間を分けて影響を考察してみたい。

結論、影響があったと推察される。コロナ禍以前の 2019年1月〜2020年1月は18施設の増加。コロナ禍の影響下にあったとされる 2020年1月〜2022年5月では7施設の増加、コロナ禍が沈静化した 2022年5月〜2024年6月の期間は13施設の増加となった。

このことから、東京都中央区のビジネスホテルの施設数の推移にコロナ禍は少なからず影響し、影響下にあったとされる期間は増加ペースが減少しながら推移してきたことを読み取ることができる。

集計日

施設数

増減

2019年1月

97 施設  

2020年1月(コロナ禍)

115 施設

+ 18 施設

2022年5月(沈静化)

122 施設

+ 7 施設

2024年6月

135 施設

+ 13 施設

出典:メトロエンジンリサーチ

東京都中央区の既存ビジネスホテル部屋数の推移

東京都中央区の既存ビジネスホテル部屋数の推移は 30.3%増

東京都中央区の既存ビジネスホテル部屋数の推移は4,780室の増加となり、施設数の増加を下回るペースでの推移となった。部屋数を施設数で割ることによって求めた1施設あたりの平均部屋数では、2019年1月時点が162.7室に対し、2024年6月時点では152.3室となっており10.4%減少したことになる。

出典:メトロエンジンリサーチ

部屋数の推移にコロナ禍の影響はあったのか

施設数の時と同様にコロナ禍の影響化にあった期間を 2020年1月〜2022年5月(ほぼ沈静化していた時期)とした上で、期間を分けて影響を考察してみたい。

結論、部屋数の推移も施設数の推移と同様に影響があったと推察される。コロナ禍以前の2019年1月〜2020年1月は2,725室の増加。コロナ禍の影響下にあったとされる 2020年1月〜2022年5月は535室の増加、コロナ禍が沈静化した 2022年5月〜2024年6月の期間は1,520室の増加となった。

東京都中央区のビジネスホテルの部屋数の推移は、施設数の推移とほぼ同様の推移を辿っており、コロナ禍は少なからず影響し、影響下にあったとされる期間は増加ペースが減少しながら推移してきたことを読み取ることができる。

集計日

施設数

増減

2019年1月

15,781  

2020年1月(コロナ禍)

18,506 室

+ 2,725 室

2022年5月(沈静化)

19,041

+ 535 室

2024年5月

20,561 室

+ 1,520 室

出典:メトロエンジンリサーチ

東京都の既存ビジネスホテル稼働率の推移

出典:メトロエンジンリサーチ

東京都の既存ビジネスホテルの稼働率は、全国の稼働率と同様にコロナ禍の影響を色濃く受けた推移となっており、グラフからもコロナ禍(2020年1月〜2022年5月)の影響は読み取れ、2022年の5月以降から回復基調となっていることが確認できる。

東京都の稼働率推移は、年間を通じ80%を超える、非常に高い稼働率を維持する傾向にあるが、コロナ禍の影響を最も受けたであろう2020年5月では16%まで落ち込み、同時期の全国稼働率の20%に対しても非常に大きな影響を受けたことが読み取れる。

一方で、コロナ禍の影響が沈静化したとされる2022年5月以降は、全国の復調トレンドを超える形での推移をみせており、同年の冬には、コロナ禍以前の水準にかなり近い稼働率まで回復を見せている。

まとめ

東京都のビジネスホテルの現状は、施設数・部屋数ともにコロナ禍は少なからず影響し、影響下にあったとされる期間は増加ペースが減少しながら推移してきたことを読み取ることができる。

稼働率に関しても全国の推移と同様にコロナ禍の影響を色濃く受けた結果となっている一方で、コロナ禍の影響が沈静化した後は全国を上回るペースで回復し、2022年冬にはコロナ禍以前の水準にかなり近い稼働率まで回復を見せている。

また、直近の、再開発を絡めた活発なホテル開発が進んでおり、「2024年6月最新!東京都中央区の新規開業施設を徹底解説の記事で詳しく解説しているので、ぜひご拝読いただきたい。

東京都は、日本最大の観光地であり、世界からも注目される都市である。その中でも中央区は、多数の再開発プロジェクトが進行しており、都市機能の向上や経済活性化、インバウンド需要のさらなる受け皿となることが期待されている。

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