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静岡の中心街の空きビルを活用した「ビル泊」開業

観光と不動産の視点で静岡の観光資源の再発見と強化を行い、地域活性化に取り組む株式会社CSA travelは、静岡市中央商店街連合会と連携し、3月下旬、「ビル泊」をグランドオープン。静岡市中心街に点在する商業ビルの空きフロアをリノベーションし、活用した宿泊事業。

屋上テラス付きや1棟丸ごと借りられるなど特徴ある4棟

出典:CSA travel

「ビル泊」は、株式会社CSA travelと静岡市中央商店街連合会が協力して実現した事業。経済産業省の「商店街活性化・観光消費創出事業」に認定。

CSA travelの親会社である株式会社CSA不動産は、静岡市の駅前を中心とした市街地において事業用不動産の賃貸業を中心に事業を展開してきた。しかし、長年に渡り商業地として栄え、静岡市の経済を支えてきた駅前中心市街地も、近年の人口減少と消費需要停滞の煽りを受け、現在はシャッターが降りたままの状態が目立ってきている。

これは、静岡市だけが抱える問題ではなく、全国の多くの都市で起こっている、または起こり得る課題のひとつに過ぎない。特に、路面店舗ではない2階以上の区画は歩行者の視線に入りにくく、外から店内の様子がわからないため、消費者の入店ハードルが高いこともあり入居率は低い傾向にある。

静岡の魅力ある観光資源を活用し、既存ホテルには少ない全室50平米超の滞在型ホテルを展開することで、従前のままの宿泊拠点では訪問先の候補になり得なかった顧客に宿泊してもらえると考えたという。

「ビル泊」は、空きフロアをリノベーションし客室に生まれ変わらせることで商店街の抱える課題解決と近年の観光需要に応え、街の価値の底上げを実現する事業としてスタートするとのこと。

屋上テラス付きや、1棟丸ごと貸し切りなど特徴ある4棟7部屋を用意。

全室スイートクラスの客室として提供。通常は1室45,100円~だが、4月27日まではオープン記念価格として、一人6,930円(税込)から宿泊可能とのこと。

レセプションの所在地は静岡県静岡市葵区紺屋町1-5 協友ビル地下1階。

出典:CSA travel

静岡市葵区ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、静岡市には宿泊施設が198、部屋数にして7,603室が提供されている。

静岡市葵区には宿泊施設が87、部屋数にして3,153室が提供されている。旅館が24施設、ビジネスホテルが21施設展開している。

出典:CSA travel

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