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ホテル機能に旅館サービスを追加、和洋折衷の新スタイルホテル「プロスタイル旅舘 横濱馬車道」が8月10日開業

総合不動産企業である株式会社プロポライフグループは2018年8月10日、横浜馬車道に第一号となるホテル「PROSTYLE(プロスタイル)旅舘 横濱馬車道」をオープンする。今週末には花火大会の開催を予定する「開港の地」横浜で、和洋折衷の取り組みが注目される。

ホテル機能に旅館のサービスを取り入れた和洋折衷ホテル
同ホテルは、ホテル機能に旅館のサービスを取り入れた新しいスタイルのホテル。
プロポライフグループがこれまでに培ってきた住まいづくりのノウハウを生かし、「旅先でも我が家のように寛ぐひと時」をテーマに、全室畳を敷き、靴を脱いで過ごすことのできる客室デザインとし、洗い場付き独立型バスルームを完備した。
同グループはブランドの軸として「天然無垢材」を用いた住居を展開しており、同ホテルでは日本の住環境における伝統技術の象徴、畳を使用。その材料のイグサには、天然木のように空気を清浄し、森林浴と同じようなリラックス効果があるとも言われており、自然素材のある部屋で旅の疲れや緊張をほぐし、一日の疲れを心から癒すことができるという。
【プロスタイル旅舘 横濱馬車道概要】
運営:株式会社プロポライフホテルズ
所在地:神奈川県横浜市中区常盤町5丁目64番地
アクセス:横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅から徒歩4分、JR関内駅から徒歩3分、横浜市営地下鉄関内駅から徒歩1分
敷地面積:421.49平米
構造:鉄筋コンクリート構造
階数:地上10階、地下1階
客室数:94室
開業:2018年8月10日(予定)
宿泊料:¥16,000~

2017年に設⽴された株式会社プロポライフホテルズは、同ホテルの横浜・⾺⾞道での開業を⽪切りに、今後、ホテルだけでなく、ゲストハウスやヴィラ・スイートを含めて展開を予定しており、第⼆号を来春、東京・浅草に開業を予定している。

出典:プロポライフグループ

日本の祭り、伝統体験に外国人がコト消費として注目
昨日7月8日まで開催された「平塚七夕祭り」を皮切りに、神奈川県内の夏祭りイベントがスタートした。
同ホテルが立地する横浜市中区では7月14-15日に山下公園にて、横浜花火大会「横浜スパークリングトワイライト2018」が開催される。また、同14日には黒船のペリー来航の地として知られる横須賀市ペリー公園で「久里浜ペリー祭り花火大会」が開催を予定している。
さらに、茅ヶ崎市では同16日の海の日に「浜降祭」が開催され多くの神輿が日の出とともに海に入る。
その他、県内各地で花火大会や神輿、盆踊りなどの日本の夏の風物詩である夏祭りが開催され、多くの参加者や観光客が訪れ近隣のホテルはフル稼働となる見込み。
歴史や宗教、土着の郷土文化から生まれた日本の祭りだが、近年では多くの外国人が祭りで使われる大道具・小道具、彫刻などの細かいアート、和太鼓や掛け声、真面目でおとなしいイメージの日本人が、祭りで見せる「イキ」な姿に高い興味を示している。
また外国人向けに浴衣や着物、はっぴをレンタルで貸すなどして、和装の「コト消費」を提供するサービスも増加しており、ホテルでも祭りの最中に、フロントのスタッフが浴衣で対応したり、和装を着付けレンタルしたりするサービスが増加している。

旅館の多い神奈川県で、和洋折衷ホテルの行方に注目
メトロエンジンリサーチによると、神奈川県内には現在1,096の宿泊施設が展開されており、49,102の客室が展開されている。うち、旅館は267軒でビジネスホテルの231軒を上回り、カテゴリー別ではトップとなっている。
横浜では、7月14日のフランスのパリ祭まで横浜フランス月間が開かれており、その他国際交流の祭りやイベントも盛んに開催されているのが国際港湾都市らしい横浜の特徴である。
日本の旅館に敷居が高いと感じる外国人も多い中で、ホテル機能に旅館のサービスを取り入れた「和洋折衷」を掲げる新スタイルの同ホテルの横浜での開業は、「開港の地」である横浜ならではの新しい取り組みとして、外国人や日本人にも人気を集めるのかどうか興味深い事例となりそうだ。

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