1週間程度の滞在であれば、ホテルよりも宿泊費を抑えられると言われるウィークリーマンションですが、実際のところはどうなのでしょうか?
結論から言いますと、1週間程度の滞在であれば、ウィークリーマンションの方が安いことが多いですが、ホテルによってはホテルのほうが安い場合もあります。
この記事では、ウィークリーマンションの料金相場や内訳、ウィークリーマンションよりも安いおすすめホテルをご紹介します。
ウィークリーマンションの基本的なことについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ウィークリーマンションとは?メリットやデメリット、賃貸との違いなどを解説!
ウィークリーマンションとは?
ウィークリーマンションとは、短期間の滞在を目的とした賃貸住宅です。
基本的には1週間単位での契約となりますが、1日から可能な物件もあり、費用は週単位で考えれば賃貸物件より割高ですが、ホテルに連泊するよりはリーズナブルな場合が多いです。
また、一般的なマンションとは異なり、敷金・礼金・保証人などは不要で、契約を簡単に済ませることができます
オンライン契約や即日入居が可能な所も多いため、急な場合にも対応してくれる点が魅力だと言えます。
なお、家具・家電など生活必需品は一通り用意されていて、すぐに生活することができます。
上限はありますが、利用した水道光熱費は契約した費用に含まれているので、安心して使用することが可能です。
ウィークリーマンションでかかる費用の内訳
ウィークリーマンションを利用するには以下のような費用がかかります。
- 事務手数料
- 鍵交換代金
- 清掃料金
- 備品のレンタル代金
- 家賃
- 管理費
- 水道光熱費
- Wi-Fi・インターネット使用料金
- 保証料金
それぞれ項目別に解説していきます。
事務手数料
契約時に書面を交わすために事務手数料がかかる場合がありますが、ウィークリーマンションの契約は簡単であり、手数料無料で契約してくれる不動産管理会社が多いようです。
物件によっては手数料無料というケースもありますので、検索条件に入れて探すのも良いでしょう。
鍵交換代金
鍵のタイプによっては、セキュリティ上交換が必要となります。
しかし、最近のウィークリーマンションでは暗証番号キーやスマートロックが採用されており、鍵交換代金を請求されないことの方が多いようです。
鍵の受け渡しの手間や交換代金をかけたくないのであれば、上記のような物件を探すことをオススメします。
なお、鍵を紛失してしまった場合にも、追加料金が発生するため、注意が必要です。
清掃料金
入居前の契約時に清掃料金を支払いますが、退去時つまり次の契約者が入る前の清掃の費用です。
退去時にあまりに部屋が汚れていると追加料金を請求される場合もありますので、入居時の状態に戻して部屋を出るようにしましょう。
清掃費用は物件や滞在日数によってまちまちです。無料の物件もあるので、初期費用を抑えたい場合には探してみてください。
備品のレンタル代金
家具・家電の初期設備は物件によってはかなり違いがあります。大体の物件にテレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、掃除機が設置されているようですが、オプションで注文しなければならない所もあります。
いざ生活を始めるとなった時に困らないように、物件に設置される家具家電はきちんとチェックして、必要な物は追加で注文するか自分で準備しておきましょう。
また、家賃や初期費用が安くても、必要な物をオプションで追加していったら割高になってしまったということもあるので、価格を比較検討する際には備品のレンタル代も念頭に入れて置くことが大切です。
不動産管理会社によっては、人気のエステ家電や調理器具をレンタルできる所や、あらかじめそうした高級家電が備え付けられているリッチな物件プランもありますので、試してみるのも良いでしょう。
家賃
お部屋の広さや設備、立地など条件によって値段は異なります。
日割の値段×滞在日数で計算されますが、初期費用と合わせたプランなどによってお得になる場合もあるので、よく検討してみてください。
管理費
一般的な賃貸物件と同様に、廊下やロビーなどの共用部分を管理する費用がかかります。
請求されない物件も多いようですが、事前に確認しておきましょう。
水道光熱費
水道光熱費は、実際に使用した量に応じた金額ではなく、決まった金額を先に請求されるのが一般的です。
すでに家賃に含まれている場合も多くありますが、どちらにしても水道光熱費が過剰にかかってしまった場合は追加請求をされることもあるので、注意が必要です。
Wi-Fi・インターネット使用料金
インターネットを利用するための料金は、物件によって様々です。
インターネット使用料金が家賃に含まれている場合もありますし、オプションで申し込む必要がある場合もあります。
また、インターネット使用料金の他にWi-Fi機器をレンタルする場合には、別途費用が必要です。
保証料金
保証料金とは、家賃等の滞納や備品の破損などに備えてあらかじめ納めておくお金です。
入居期間が短く、全額前払いのウィークリーマンションでは保証料金を請求しない所も多いようです。
また、請求されても退去時に何%か返還されるケースもありますので、契約時によく確認しておきましょう。
費用についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【地域別】マンスリーマンションの料金相場
マンスリーマンションの地域別平均値段相場は以下の通りですが、同じ都道府県内、または市内であっても、利便性や人気の有無によって料金に差があるようです。
ですので、以下の表は大まかな参考としてご利用ください。
都道府県 | 月間家賃相場 |
---|---|
東京 | 10〜15万円 |
神奈川・横浜 | 9〜14万円 |
千葉 | 8.5〜13万円 |
埼玉 | 10〜12万円 |
名古屋 | 8.5〜15万円 |
大阪 | 7〜10万円 |
福岡 | 7〜10万円 |
沖縄 | 6〜7万円(郊外は4〜5万円) |
マンスリーマンションよりお得に2人で長期滞在するなら
マンスリーマンションは、契約により利用できる人数に制限があります。
契約した物件に友人や知人を呼ぶことは自由にできますが、宿泊をさせたとなると、追加料金が請求されます。
2人でマンスリーマンションの契約をする場合の料金体系は、「1人でも2人でも家賃が変わらないケース」か「追加料金が発生するケース」の2パターンがあります。
以下それぞれ解説していきます。
1人でも2人でも家賃が変わらないケース
2人用のマンスリーマンションの場合、1人で利用しても2人で利用しても家賃は変わらないという物件があります。
しかし、元々2人が住める広さであることから、通常の物件より高めの値段設定ということも多いようです。
追加料金が発生するケース
追加料金の規定は不動産管理会社によってまちまちなのですが、1日あたりの家賃が2倍にはならず、半額程度割増しになる場合が多いようです。
また、水道光熱費が2人分として加算されることもありますから、契約をよく確認しておくのが良いでしょう。
上記どちらのケースも鍵や寝具などの備品を追加で注文することになると費用がかさむので、その点も注意が必要です
光熱費や備品の費用が倍になるのであれば、長期滞在用のホテルを利用したほうが安い場合もあるので、ホテルも合わせて検討することをおすすめします。
契約周りのことをもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【地域別】平均家賃相場より安いマンスリーホテル
冒頭でホテルによっては、ウィークリーマンションや賃貸よりも安くなる場合があると述べました。
この章では、具体的に地域別に割安なホテルをご紹介していきます。
ウィークリーマンションを検討している方は、ホテルもぜひ検討してみてください。
【東京】グリッズ東京浅草橋 ホテル&ホステル
JR「浅草橋駅」西口から徒歩3分、地下鉄「浅草橋駅」A3出口から徒歩5分、JR「秋葉原駅」1番出口から徒歩9分とアクセスが良いホテルです。
部屋は2段ベッドのあるドミトリータイプやベッドの並んだ個室タイプ、それらを合わせた大勢で過ごせるタイプなど多種から選べます。
お洒落なカフェ・バーもある他、24時間利用可能なミニキッチンもあり、簡単な食事も作れます。
「グリッズ 東京 浅草橋 ホテル & ホステル」の空室状況を見る
【大阪】ワイズホテル新大阪
JR新大阪駅から徒歩7分、御堂筋線西中島南方駅から徒歩5分という便利な位置にあります。
大浴場や朝食ビュッフェがあるのが魅力の1つで、無料レンタル品も充実しており、スチームアイロンやアロマデフューザーなども利用できます。
【京都】sequence KYOTO GOJO
京都市営地下鉄烏丸線の四条駅より徒歩3~5分、阪急電鉄京都線「烏丸」駅より徒歩7分の場所にあるスタイリッシュなホテルです。
リラクゼーションスペースがあり、1日ごとの男女入れ替わり制でサウナと浴場・岩盤浴が利用できます。
ハーフビュッフェ形式で多様な食事が楽しめる朝食は、長期滞在しても飽きることが無さそうです。
【名古屋】ベッセルイン栄駅前
地下鉄東山線・名城線「栄駅」1番出口から徒歩2分という好立地にあるデザイナーズホテルです。
スタイリッシュなお部屋にはシモンズ社製のベッドが完備されていて、快適に眠ることができます。
18歳以下のお子さんの添い寝無料キャンペーンが実施されていたり、キッズ向けアメニティが豊富に貸し出されていたりするなど、ファミリーにも優しい宿泊施設です。
【福岡】コンフォートホテル博多
JR「博多」駅博多口・福岡都営地下鉄空港線「博多」駅西8出口より徒歩1分の場所にあります。福岡空港より地下鉄で5分で着くため、遠方からも好アクセスなホテルと言えるでしょう。
宿泊者が無料で利用できるライブラリーカフェは、100冊以上の蔵書があり、タブレットの貸出、フリーWi-Fi、ドリンク飲み放題というサービス豊富さで、くつろぐも良し・仕事をするも良しの快適空間となっています。
朝食が無料で食べられることも、長期滞在者に嬉しいサービスです。
まとめ
マンスリーマンションを利用する際には、手続きに身分証明証の提出や契約書の提出、場合によっては鍵の受け渡しが必要と分かりました。
また、寝具や食器などの備品のレンタル費用がかかることもある上、清掃費を負担していても退去時には原状復帰をしておかなければならなりません。
こうした煩わしさから解放されたいのであれば、家賃と同額かそれ以下のホテルに長期滞在した方が良いと考えられます。
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1週間ほどの滞在を考えている方は、ぜひ検討材料に入れてみてください!