星野リゾートは、本日2019年6月14日、大分県別府市において「星野リゾート 界 別府」(70室)の起工式を執り行い、着工した。同施設は星野リゾートが全国で15施設を展開する温泉旅館ブランド「界」として、2021年春頃の開業を目指し、デザインは建築家の隈研吾氏が手がける。
デザインは建築家・隈研吾氏が担当、テラスに足湯
日本一の源泉数及び湧出量を誇る別府温泉。界 別府は別府湾を一望できるロケーションに位置し、明治時代に旧別府港が開港して以降、日本全国から多くの湯治客が訪れた歴史あるエリア。
別府湾の玄関口、旧別府港を中心に温泉街が発展し、夜遅くまで人々で賑わう様子は「不夜城」とも例えられてきた。
「王道なのに、あたらしい。」をテーマに全国で展開する界ブランドは、その土地、その季節でしか出会えない日本ならではのおもてなしと、心地よい和にこだわった快適な空間を提供。
界 別府においても、ゲストが別府温泉の歴史や文化、温泉街の活気を体験できるようなおもてなしを提供できるよう、ハード、ソフトの両面から検討していくという。
大分県内での運営は、瀬の本温泉の「星野リゾート 界 阿蘇」(大分県玖珠郡九重町)に続き2施設目になる。
界 別府のデザインは建築家の隈研吾氏が手がける。館内に一歩足を踏み入れると、ロビーとひと続きになった、別府湾を見渡すことができる開放的なテラスが広がる。
テラスに設置された足湯では、潮風を感じながら寛ぐことができる。ロビーの奥には和紙ちょうちんが照らす石畳の路地が続き、別府の名産品を揃えたショップやおまつり気分を味わえるような遊技場が連なり、館内にいながらそぞろ歩きを楽しむことができる。
路地をさらに進むと、温もりある木目の壁が特徴的な湯小屋が佇み、男女それぞれに設けられた内湯、露天風呂で名湯・別府温泉を心ゆくまで満喫できるという。
【星野リゾート 界 別府 概要】
所在地:大分県別府市北浜二丁目817番-71他
敷地面積:2778.63平米
建築面積:1456.16平米
延床面積:8224.73平米
階数:地上12階
客室数:70室
設計:隈研吾建築都市設計事務所、清水建設株式会社
着工日:2019年6月14日
開業時期:2021年春頃(予定)
大分県別府市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、大分県別府市には宿泊施設が217、部屋数にして6,607室が提供されている。
新規開業予定としては、「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」が2019年8月1日に89室で開業を予定する。
また、「ホテルアマネク別府(仮)」が2021年春に266室で開業を予定する。
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