インバウンド観光客に特化した飲食・旅行の「広告・予約・購入・決済」のオンラインサービス「日本美食」と、Tポイント・ジャパンは、2018年11月26日より、インバウンド向けスマートフォン決済サービスとしては初めてアプリでTポイントが利用できるようにする。
出典:日本美食
消費データを活用したマーケティング活動の展開も
日本美食は、スマートフォン向けのマルチモバイル決済サービスを提供。インバウンド向け決済「アリペイ」や、国内向けにはコミュニケーションアプリ「LINE」の提供する「LINE Pay」をはじめとして日本最多15種類の決済ブランドに対応し、すでに中国をはじめとする全世界55ヵ国の顧客に利用されている。国際的に利用されている決済ブランドおよび日本国内の決済ブランドを統一したスマホ決済プラットフォームを目指している。
日本はキャッシュレス決済の比率が低く、韓国が89.1%に達するなど世界各国が軒並み40〜60%台に達する中、18.4%に留まっている。こうした状況を受けて、日本では「未来投資2017」において2027年6月までにキャッシュレス決済比率を4割にするという目標を掲げている。
また、日本美食が実施した「スマートフォン決済に関する調査」では、スマートフォン決済を利用する側が重視している点として「現金より安く支払えたら使いたい」との回答が最も多く、インセンティブへのニーズが高いことがわかった。
訪日外国人観光客の急速な拡大と、さらなるキャッシュレス決済の利用者増加が見込まれる中、訪日外国人観光客に対して日本での観光をよりお得に便利な体験にしてもらうため、同アプリでのTポイントサービスを開始する。
Tカードを持たない訪日外国人の顧客に、同アプリからレストランの予約・決済をすると、200円につき1ポイントのTポイントを貯めることができ、貯めたTポイントは同アプリでの決済時に1ポイント=1円分として使用できる。また同アプリでTポイント利用手続きをすることで、貯めたTポイントを同アプリ以外のTポイント提携先で使うことも可能。
日本美食とTポイント・ジャパンは、今後、同アプリでの消費データを活用したマーケティング活動の展開も視野に入れ、より便利で快適なスマートフォン決済サービスの提供に取り組む。
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