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JNTO、訪日客数2019年3月、前年同月比5.8%増276万人

JNTOによると、2019年3月の訪日外客数は、前年同月比5.8%増の276万人。2018年3月の260万8千人を約15万人上回り、3月として過去最高を記録した。

中国や台湾などで3月過去最高も、韓国や香港は減少

昨年は3月末であったイースター休暇が今年は4月となった影響を受けた市場が一部あったものの、航空座席供給量の増加に加え、桜鑑賞等を目的に訪日需要が高まる春に向けて各市場で展開した訪日旅行プロモーションの効果もあり、訪日者数全体としては堅調に推移した。

市場別では、単月として、インド(対前年同月比28.7%増)、米国(同17.0%増加)、カナダ(同8.9%増加)、英国(同6.0%増加)、ドイツ(同15.2%増)で過去最高を記録。

10市場(中国(同16.2%増加)、台湾(同3.9%増加)、タイ(同26.8%増加)、シンガポール(同14.7%増加)、マレーシア(同6.2%増加)、インドネシア(同22.1%増加)、ベトナム(同35.9%増加)、フランス(同16.1%増加)、イタリア(同13.3%増加)、ロシア(同31.2%増加))で3月として過去最高を記録した。

他方で、韓国は2018年3月の62万人から59万人へと5.4%減少した。航空座席供給量は増加したものの、韓国経済が低迷していること、日韓関係の悪化とともに、韓中関係の改善による中国への渡航需要の回復やベトナムが人気になるなど海外渡航先が多様化していること等の影響を受けた模様。

また、香港(同12.4%減少)、フィリピン(同13.9%減少)、スペイン(同22.8%減少)で減少となるなど、国・地域による差異も見られた。

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