株式会社ちばの未来MICE・IRは、この度、幕張新都心へMICE・IRを誘致し幕張新都心の更なる魅力向上及び価値向上を目指し、基本構想を発表した。
シンガポール・モナコをモデルに、カジノ収益で交通インフラ
出典:ちばの未来MICE・IR
2018年7月20日に成立したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法は、IR開業までの一連の手続きを定めている。自治体の申請や国の認定を経て、第1弾が開業するのは2020年代半ばになると見込まれ、誘致に積極的な各自治体の動きも活発化している。
ちばの未来MICE・IRでは、海浜幕張にIRを誘致し地元経済・市民・行政が一体となり、また、強力な外部パートナーとの連携を通じて、地域競争力の高いIRを実現させることを目標に8年前より活動を行ってきた。2017年5月に株式会社ちばの未来MICE・IRを設立し、地元賛同企業を募集。現在、千葉の地元企業約40社が賛同、企画参加している。
主な賛同企業・団体:※順不同
DSヘルスケアグループ、ビィー・トランセホールディングス株式会社、株式会社フォルム、東邦オート株式会社、三ツ矢エミタスタクシーHD株式会社、山一興産株式会社、株式会社グリーンタワー、株式会社ストラクス、株式会社拓匠開発、銚子電気鉄道株式会社、株式会社エルドラード、株式会社リオン、株式会社オニオン新聞社、株式会社大将軍、ドットライングループ、幕張PLAY株式会社、株式会社リプラウド、株式会社 京葉美装、有限会社新都市不動産コンサルタント、株式会社ランドマーク、にぎわいクリエイト株式会社、社会保険労務士法人 ハーモニー、株式会社 カケンズワン、星商株式会社、株式会社 フロック、有限会社 丸幸興産 他
幕張は海や周辺環境にも恵まれ、首都圏という位置的な利点もあり、元々の恵まれた環境を活かしたIRが作れることが見込まれる。さまざまな年齢層の人が総合的に文化的要素を作り上げる上で、幕張は豊富なメリットを持っており、海路や2つの国際空港と30~40分圏内にあるという交通アクセスの良さや地の利にも恵まれている。
幕張新都心MICE・IR構想 「G.A.T.E.S. RESORTS MAKUHARI」実現に向けたちばの未来独自調べのインターネット調査では、地元経済界を中心に63.8%がIR施設誘致に賛同したという(実施期間:2019年4月11日~6月30日)。
主な賛同理由として、千葉の活性化に繋がること、幕張メッセ、マリンスタジアム、ショッピングモールなどに加えて新都心の集客施設の多様性をさらに高めることで街の活性化を実現できること、経済活性化の起爆剤として期待できること、などが挙げられた。
同社は構想として、シンガポールとモナコをモデルケースとし、新しい未来型のIRとして考えている。
シンガポールは広さや人口、海を使ったIRと千葉県と共通点が多く、しかも千葉はシンガポールにない自然の景観を持っているというのも特徴のひとつ。
交通アクセスに関して、無料のバスを運行するなどで、外国人観光客も含めた周辺地域以外の人でもアクセスしやすい工夫を入れ込むことも計画している。カジノの収益のみでインフラなどの費用も回収できるとした。
IRでは海外の観光客からのカジノの収益が必須であるとしている。千葉県は中堅クラスの国ほどの経済力はすでにあり、日本の観光力をあげる目的でもIRは重要であるとも説明している。
同社は同構想へのパブリックコメントを募集している。
出典:ちばの未来MICE・IR
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