日本の夏は祭りなしには語れない。7月7日の七夕祭りを皮切りに、各地で花火大会や神輿、山車、盆踊りなどの夏祭りが開催される。日本三大七夕祭りの一つである平塚七夕祭りの開催される神奈川県平塚市のホテル展開状況を追った。
夏の風物詩で星に願いを、3日間で140万人が来訪
出典:湘南ひらつか七夕祭り
第69回目を迎える平塚の七夕祭りは、仙台の七夕祭りと並んで日本を代表する七夕祭りとなっている。
仙台は旧暦の8月6-8日に開催されることから、平塚七夕祭りが湘南から夏の訪れを告げる。
七夕まつりは、中国の牽牛・織女の伝説に基づいて始まり、日本へは星まつりとして伝えられた。はじめ宮廷貴族を中心とする都の生活のうちに受け継がれ、書道の上達や恋愛の成就を祈る風習となった。
江戸幕府はこれを年中行事に取り上げ武家の風習となり、しだいに庶民へも普及するに至り、各地域によって特色のある七夕まつりとして今日に至った。
平塚の七夕まつりは、戦後商業振興策として始められたもので、活発な商業力に裏づけられた日本一といわれる七夕飾りの豪華さに特色がある。中心街には約500本、特にメーン会場である「湘南スターモール」は絢爛豪華な飾りが通りを埋め尽くす。
平塚市によると、昨年の第68回湘南ひらつか七夕まつりには3日間で140万人の観光客を迎えた。
出典:湘南ひらつか七夕祭り
神奈川県平塚市ホテル展開状況
東京や横浜からの訪問者や地元っ子たちの参加が多い平塚七夕祭りだが、多くの遠方からの宿泊客も訪れる。
平塚市によると、昨年の3日間の来場者数と天気は以下の通りで、天気と梅雨の動向は織姫と彦星だけの気がかりではなさそうだ。
1日目 25万人 7月6日(金) 雨のち曇り
2日目 55万人 7月7日(土) 曇り
3日目 60万人 7月8日(日) 晴れ
メトロエンジンリサーチによると、平塚市には宿泊施設が17、部屋数にして1,074室が提供されている。
東横イン平塚駅北口1,2やホテルリブマックス平塚駅前、グランドホテル神奈中・平塚、THE HOURS 湘南平塚などのビジネスホテルが中心に展開しており、客室数でも以下の通り。上位に並ぶ。
出典:メトロエンジンリサーチ
シティホテルとしてはホテルサンライフガーデンがあり川沿いのロケーションに結婚式場やレストランなどを有する。
出典:ホテルサンライフガーデン
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