東京都の小池百合子知事は30日、政府が10月11日から始める観光需要喚起策「全国旅行支援」について、都は10月20日から開始すると発表した。
他の46道府県は10月11日開始に向けて準備
全国旅行支援とは、政府が実施する観光需要喚起策。旅行代金の40%割引やクーポン券の付与を行い、1人1泊あたり最大1万1,000円を支援する。10月11日から12月下旬までの期間で、都道府県の判断で実施できる。
東京都は、クーポンの準備などが10月11日に間に合わないことから、初日からの実施しない考えを示しており、小池知事は28日に「おおむね1ヶ月の準備を行う」と述べていたが、前倒しになった形だ。
小池知事は、「専門家の皆様方の意見も踏まえてのスタートの時期となる。さまざまな準備をしているところで、仕組みや工夫に関して観光支援の振興の効果を高めることができるようにしていきたい」と説明した。
また、都民割「もっとTokyo」については、「全国旅行支援をスタートする10月20日にあわせて本格実施という形になる」と述べた。
なお、他の道府県の全国旅行支援の開始時期については、斉藤国土交通相が東京都を除く46道府県が10月11日からの割引適用に向けて準備を進めていることを明らかにしている。
■「全国旅行支援」概要
【期間】10月11日(火)~12月下旬
【割引率】旅行代金40%
【割引上限】
○交通付旅行商品8,000円
○その他5,000円
【クーポン】
○平日3,000円分
○休日1,000円分
【適用条件】ワクチン接種歴3回またはPCR検査等の陰性証明など
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