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スポーリア湯沢が破産申請へ 新型コロナウイルス関連倒産 県内8番目

リゾートホテル「スポーリア湯沢」を運営するスポーリア湯沢(新潟県湯沢町)が、自己破産の手続きに入ることが明らかになった。近年の売り上げの減少に新型コロナウイルス感染拡大の影響が追い打ちを掛けたことが原因。

出典:スポーリア湯沢

株式会社スポーリア湯沢(資本金1,000万円、鈴木時枝社長、従業員26名)は、1997年設立。客室数210室、地上40mにある展望露天風呂が自慢のリゾートホテル「スポーリア湯沢」を経営するほか、スキー用具のレンタルなども手掛けていた。

スキーブーム乗じてバスツアーなど関東圏からのスキー客の集客に成功し、2001年3月期の売上高は約13億円を計上。しかし、近年は暖冬の影響から客数が減少、2020年3月期の売上は約5億円にまで減少していた。

今年に入りさらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響で業績が悪化し、2020年3月期の売上高は約4億7千万円まで落ち込んだ。業況は改善せず、9月からは休館を余儀なくされていたが、資金繰りの目途が立たず事業継続を断念した。

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、9月25日に事業を停止し、事後処理を野村拓也弁護士ほか1名(未来創造弁護士法人、横浜市)に一任した。負債総額は約2億5,000万円の見通し。県内の新型ウイルス関連倒産は8件目となる。

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