公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、2018年11月14日(水)に「大会スタッフ・都市ボランティアのユニフォームデザイン選考委員会」の委員向け事前説明会を開催、選考を開始する。大会・都市ボランティア募集は締め切り間近。
出典:東京2020組織委員会
ユニフォームのデザイン選考がスタート
同委員会は、大会スタッフ(東京2020組織委員会が募集する大会ボランティア及び東京2020組織委員会職員)と都市ボランティア(東京都及び会場保有自治体が募集するボランティア)が着用するユニフォームのデザインを選考する委員会。
14日(水)は、選考に先立ち委員向けにユニフォームに関する概要やコンセプト等を説明する事前説明会が開催された。
大会スタッフ、都市ボランティアともに、ユニフォームはコアグラフィックスと呼ばれる大会装飾に使用されるデザインから派生することになり、東京2020大会を彩る重要な要素のひとつとなる。また、ユニフォームの機能・構造・形については、ゴールドパートナーの株式会社アシックスが暑さ対策やダイバーシティ、サステナビリティに配慮されたものとなるよう研究開発を行っている。
座長に就任した生駒芳子氏は、「約12万人もの方々が着ることになるユニフォームは、東京の顔ともなる存在であり、着る側も見る側もワクワクできるようなユニフォームのデザインを選んでいきたい」と意気込みを語った。また、委員の山本悦子氏は、東京マラソン財団ボランティアセンター長という自身の経験も踏まえながら、「ボランティアの皆さんの活動内容・場所が多岐にわたることを想定して、着方についても様々な状況に合うルール作りが必要ではないか」と述べた。
その他の委員には世界的デザイナーのコシノヒロコ氏やスタイリストの原由美子氏、元テニスプレイヤー・オリンピック選手の杉山愛氏、パラリンピックのスペシャルサポーターを務める香取慎吾氏などが選出されている(名簿参照のこと)。
今後、パネル審査や議論を重ねて、来年3月には最終的なデザインが決定する予定。
出典:東京2020組織委員会
大会・都市ボランティア締め切り迫る
東京オリンピック・パラリンピックのボランティアは、大会ボランティアと都市ボランティアの二種類があり、いずれも募集は既にスタートしている。
大会ボランティア(募集人数8万人)の募集期間は12月上旬まで、東京都の都市ボランティアの募集期間は12月5日正午までとなっている(会場となる各自治体によって募集期間に違いあり)。
詳細は、大会ボランティア、都市ボランティア(各自治体)の公式サイトを参照のこと。
ユニフォームのデザインによって参加するボランティアのモチベーションにも大きな影響がでることが予想されるために、デザインでトラブルが続出してきた同大会における同委員会の今後の検討状況に注目が集まる。
出典:東京都
出典:東京2020組織委員会