SORANO HOTEL(ソラノホテル)は、2021年2月から、一部の日及び夏季を除き、毎週水曜日の15:00から翌木曜日の15:00までを全館休業とすることがわかった。2021年2月から12月までの定期休業は37回を予定している。
この試みは、オーナー企業である(株)立飛ホールディングスがグループとして推進する働き方改革のひとつで、長時間労働が恒常化しているホテル業界において働く環境の確立を目指す狙いがある。
また、新型コロナの感染拡大によって当面は客室稼働が期待できない状況であることから、定期休業を設けることでより効率的なホテル運営を図りたいとしている。さらに、全館休業日に館内の徹底した除菌作業を実施し、新型コロナウイルス感染予防対策にも力を入れたい考えだ。
SORANO HOTELは、2020年6月8日(月)に開業したばかり。「ウェルビーイング – 心にもからだにも健やかであること – 」がホテルコンセプトになっているが、ゲストのみならず、そこで働くホテルスタッフにもウェルビーイングであってほしいという思いから今回の定期休業が決まった。
定期休業を導入する2021年2月に合わせ、一部の部屋タイプのチェックイン、チェックアウト時間を変更する。
- 現状 15:00チェックイン、12:00チェックアウト
- 今後 13:00チェックイン、10:00チェックアクト
一部の部屋タイプのチェックイン・チェックアウト時間を変更することは、三密対策の目的もある。同時間に集中するチェックイン/アウト、並びに15:00から18:00に集中するインフィニティプール利用客の分散を図ることができるからだ。対象の部屋タイプは、1室の収容人数が4名様までのWa Modern タイプ 25室とドッグフレンドリーWa Modern(収容人数3名)2室の全27室で、残り54室は従来通りのチェックイン/アウト時間となる。
終息の見えないコロナ禍の中、利用客の減少が今回の定期休業を後押ししたことは否めないが、この新たな試みがホテル業界での長時間労働問題の解決、従業員のモチベーションアップなどにつながることを期待したい。
SORANO HOTEL 公式ホームページ:https://soranohotel.com/