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埼玉県が県民限定で観光クーポンを配布 冬季に向け県内の観光需要回復の狙い

新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けた埼玉県内の観光業者を支援するため、県は9月の定例会議にて、県民限定の観光応援キャンペーンを提案する。

コロナ禍で打撃を受けた観光業者を支援するべく、各地方自治体はこぞって独自の観光支援策を展開している。

埼玉県では9月24日に開かれる県議会の9月定例会議にて、県民限定の観光応援事業が提案される予定だ。

題して「とくとく埼玉!観光応援キャンペーン」。同事業のため、県は4億6829万9千円の予算を計上。1人当たり3,000円分のクーポンを、「Go To トラベルキャンペーン」を利用した県民の宿泊者10万人に配布する。

出典:埼玉県議会 令和2年9月定例会付議予定議案

こちらのクーポンは「GoTo」の地域共通クーポン登録事業者で使用でき、その業種は地域の飲食店、土産物屋、タクシーなど多岐にわたる。県内の事業者を支援するだけでなく、「GoTo」の利用者を誘致してクーポンを使ってもらい地域経済を活性化させる狙いだ。

県ではほかにも、スマホアプリを活用した、県民限定のスタンプラリーを企画しているという。県内の観光スポットを3つ以上周遊した場合、抽選で300名に5万円の景品が当たる。

また、観光バスの需要喚起策として、県内のバスツアーに対して補助金を支給することも検討されている。その額はバス1台につき日帰り6万円、宿泊10万円。

「とくとく埼玉!観光応援キャンペーン」は2020年11月から来年2月までを予定。

埼玉県の大野元裕知事は、本キャンペーンの説明に際し「これらの取組によって、いわゆる観光オフシーズンにおける観光需要を創出し、観光関連事業者の皆様を幅広く応援をしていきたい」と述べた。

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