東京都港区は、区内でのマイクロツーリズムを推進しようと、区内ホテルでの宿泊を補助する「トキメク、ミナトク。お得に宿泊キャンペーン」を2022年10月から12月にかけて実施すると発表した。
新型コロナウイルス感染症の影響で観光業界が大きな打撃を受ける中、多くのホテルが密集する港区でも、観光産業支援は喫緊の課題となっている。そこで区では、新しい旅のスタイルとして注目を集めている「マイクロツーリズム(近隣観光)」を推進しようと、区内の宿泊施設の利用料金を補助する観光支援策の実施を決定した。
このキャンペーンは、港区在住者に限らず、誰でも利用できる。実施期間は2022年10月から12月までの見通しで、区民は7月から、区民以外は8月から予約を開始する。補助額は6,000円以上の宿泊で5,000円。宿泊料が6,000円なら1,000円で泊まれる計算だ。
港区は本キャンペーンのため、2億2千万円の予算を計上した。キャンペーンに合わせ、ボランティアガイドによるまち歩きツアーの実施や、港区商店グランプリの開催を行い、区内の消費活動に結びつけていく狙いだという。