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高知県観光活性化ファンドが「龍河洞みらい」に追加投資実行

地域経済活性化支援機構のファンド運営子会社であるREVICキャピタルが四銀地域経済研究所と共同運営する「高知県観光活性化ファンド」は、持株会社型DMO「ものべみらい」を経由し、天然記念物「龍河洞」のマーケティング・運営統括業務を行う「龍河洞みらい」に追加投資を実行した。

「龍河洞」で光や音を組み合わせた感動体験コンテンツ

龍河洞は、1934年には国の天然記念物・史跡(文化財)に指定され、1970年代の年間100万人余の来訪客数をピークに、昨今は年間10万人程度で推移してきており、新たな顧客層の獲得を模索していた。

このような状況において、2017年10月に同ファンドが龍河洞みらいを設立、公益財団法人龍河洞保存会とともにオペレーション体制の構築と、季節毎の体験イベント等により、従来の展示型鍾乳洞に「体験要素」を付加する取組みを進めてきている。

昨年11月には、その取組みの一環として、地域資源の感動体験化を加速すべく、龍河洞みらいを含むグループ企業群が、アートマーケティングベンチャーのART WITH合同会社(東京都)と協定を締結し、アート作品を活用した感動体験づくりを開始した。

高知県では、今月に「リョーマの休日~自然&体験キャンペーン~」がスタートする予定で、龍河洞はその中心的役割を担う観光資源として期待されている。

龍河洞みらいでは、今回の投資を機に、観光客が普段の生活では味わえない「神秘世界」や「自然パワー」に触れ、最高の感動を得られるような体験コンテンツの整備を推進している。

龍河洞では、鍾乳洞の歴史的価値・文化的価値を継承しながらも、照明・音響・映像等を有効に活用した体験型観光スポットとして、今夏にリニューアルオープンを予定している。

地域資源を活かした体験型コンテンツを整備することで、高知県下の観光消費額の増大に貢献している。今後も、同ファンドは、ものべみらいを中心とした「観光」×「6次化」DMOモデルの構築と、龍河洞みらいによる地域の文化・歴史の感動体験化を支援していく。

また、同機構は、地域の文化財や自然資源を活用した地域経済活性化モデルの構築と、それを通じた地域金融機関へのノウハウ移転に取り組んでいく。

出典:地域経済活性化支援機構

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