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ドローンを用いた荷物配送、実用化進む

日本郵便は、ドローンを用いた郵便局間輸送を11月7日、小高郵便局(福島県南相馬市)~浪江郵便局(福島県双葉郡浪江町)間で開始。環境省は、国土交通省と連携してドローンによる荷物配送モデルの早期実用化に向け、郵便局間配送をドローンで行う検証実験を全国で実施している。

出典:日本郵便

日本郵便が福島県で郵便局間輸送開始

日本郵便は、ドローンを用いた郵便局間輸送を11月7日、小高郵便局(福島県南相馬市)~浪江郵便局(福島県双葉郡浪江町)間(約9キロ)で開始した。福島県、南相馬市及び浪江町は「福島ロボットテストフィールド」及び「福島浜通りロボッ ト実証区域」を整備するなど、無人航空機の自由度の高い飛行の受入れを進めている。

日本郵便はこの度の運航に当たり、国土交通省が9月に改正した「無人航空機の飛行に関す る許可・承認の審査要領」に基づき、日本で初めて2018年10月26日に補助者を配置せずにドローンを目視外飛行させる承認を得た。

出典:日本郵便

山間部等でのドローン荷物配送の本格化に向け国が推進

また、環境省では、今年度から国土交通省と連携して、過疎地域等における小型無人機を使用した荷物配送(ドローン物流)の早期の実用化を図ることにより、非効率な小口輸送を代替しCO2排出量の削減を実現するため「過疎地域等における小型無人機を使用した配送実用化推進事業」を実施している。

同事業において、ドローン物流のCO2排出量削減効果及び費用対効果等について把握するための検証実験を5地域で実施することとしており、そのうちの一つである郵便事業配送効率化協議会(検証実験地域:福島県南相馬市、福島県双葉郡浪江町)が行う郵便局間輸送をドローンで行う検証実験が11月5-6日に行われた。

次回は、11月20-22日に福岡県福岡市において同検証実験が実施される予定。

同事業により、ドローン物流についての知見が整理され、全国に拡大、山間部の過疎地域等におけるドローン物流の早期実用化が期待される。

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