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新時代のホスピタリティを探る:専門学校日本ホテルスクール第32回弁論大会

(出典:専門学校日本ホテルスクール

日本ホテルスクールは、第32回弁論大会を11月7日になかのZEROホールで開催した。ホテル総支配人や業界関係者、メディア関係者など24名のゲスト審査員が出席し、観衆約300名の前で10名の弁士が熱弁を振るった。この大会は表現力と語学力の向上、同世代間の考え方の共有を目的としており、今回で32回目を迎えた。

現在、訪日外国人旅行者の本格的な回復や増加する中で、東京都内を中心にラグジュアリーホテルの開業が予定されている。しかし、「旅館・ホテル」業界では人手不足が顕著になっているのも現状だ。この人手不足の課題と、持続可能な観光、賃金水準、業界におけるSDGs、AI(人工知能)、DX(デジタルトランスフォーメーション)などの多様な課題に対処するため、今年の弁論大会のテーマは「ホスピタリティ業界のアップデートに向けて」に設定された。

日本語部門最優秀賞は小泉ほの香さんが受賞し、ホテル業界の人材不足の本当の原因を示し、質の高いサービス提供の重要性と「挨拶」の必要性をテーマにした。英語部門最優秀賞は天井咲希さんが受賞し、「カスタマーリレーションプログラム」というアイデアを提案した。また、審査員特別賞は大橋美奈さんが受賞し、従業員専用のトイレを気分を変える空間とするアイディアが評価された。各受賞者には協賛企業よりホテル宿泊券やディナー招待券などが贈られた。

(出典:専門学校日本ホテルスクール

審査結果発表後、東京エディション虎ノ門・東京エディション銀座の統括総支配人、アシュル カウール様からは、ホテル・ブライダル業界での活躍を目指す学生たちに対して、プロフェッショナルなキャリアを積むためのアドバイスが送られた。

日本ホテルスクールは1972年の開校以来、14,000名以上の卒業生を輩出し、ホテル・ブライダル分野で日本を代表する教育機関として活動している。この弁論大会は、国際化に向けた産学連携の一環として、業界のリーダーたちを審査員として迎えて行われた。

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