北軽井沢の雄大な浅間山麓に広がる一棟貸しヴィラリゾート「あさま空山望」が、この秋だけの特別企画『秋のブックヴィラステイプラン』を9月15日より開始した。読書の秋と紅葉の秋を楽しむために新設された絵本ライブラリー「森と空のブックジャーニー」や、週末限定の「星降る夜の絵本シアター」では、親子で絵本の世界に浸る時間が待っている。
さらに、宿泊ヴィラでは物語にちなんだ絵本とキャラクターグッズが揃う「おやすみ絵本キット」が用意され、寝る前のひとときも特別な物語体験へと誘う。高原の澄んだ空気と紅葉が広がる季節、全長32メートルの「天空スライダー」や森の散策も加わり、自然と文学に包まれる豊かな時間を家族で共有できる。
本記事では、今回の特別プラン企画の経緯やこだわりなどについて、あさま空山望に取材を行った。
―――「秋のブックヴィラステイプラン」を企画するに至った背景や狙いを教えてください。
2024年秋に、北軽井沢にゆかりのある文豪や芸術家の作品を集めた「北軽井沢文豪ライブラリー」を初めて実施いたしましたところ、多くのお客様に反響をいただき、この度は親子で楽しめるよう、絵本という要素を加えました。
読書の秋とも言われる季節ですので、本好きの方からご家族までたくさんの方に、ここでしか味わえない静かなお時間をお過ごしいただきたいと考え本プランをご用意させていただきました。
―――絵本ライブラリー「森と空のブックジャーニー」では16冊を追加したとのことですが、選書におけるこだわりや基準はどのような点にありますか。
この度、選書を監修いただいたのは、軽井沢の文化複合施設「ムーゼの森」内に位置する軽井沢絵本の森美術館様です。選書のテーマは秋や自然、軽井沢をテーマにした絵本16冊となっております。
地元の方ならではの視点と、季節感という視点で学芸員様にセレクトいただきました。小さなお子様から小学生を中心に、大人の方も楽しめる色彩豊かで深みのある作品が揃っています。
―――絵本シアターで上映される「あさま空山望オリジナルストーリー」の内容や特徴についてお聞かせください。
星降る北軽井沢の森を舞台に、リスや森の動物たちと子どもたちが「星のしずく」を探す小さな冒険へ。紅葉や星空に包まれた幻想的な世界で、自然と物語に親子でひたるひとときを描きます。
―――「天空スライダー」や「ちいさな秋の標本箱」など屋外体験と組み合わせた狙いはどのようなものですか。
書籍や絵本を読むということは、いわば頭の中で文章や絵を動かす作業だと思います。それぞれのストーリーに心を動かされ、様々な感情が湧き上がってきます。
こうした頭の中の空想と、施設の屋外で感じられる景色や空気感、匂いなど五感で感じられる体験をかけ合わせることにより、より心に残る滞在ができると考え、「秋の天空の道おさんぽマップ」や「森のあいさつカード」、「ちいさな秋の標本箱」をご用意しました。
―――今回の「ブックヴィラステイプラン」を踏まえ、今後どのような展開や新しい体験づくりを構想されていますか。
北軽井沢や軽井沢エリアと書籍・絵本の相性はとても良いと考えています。今後は、本だけではなく、アート作品や音楽など様々な芸術とかけ合わせたプランや体験を検討したいと思います。
また、実際にご利用いただいたお客様からのご意見も参考にさせていただき、より良い体験を作り、この場所だからこそできる特別な時間を提供していきたいと考えております。
■プラン概要
秋のブックヴィラステイプラン
提供開始:2025年9月15日(月)〜11月30日(日)
部屋タイプ:全タイプ
含まれるもの:室料、朝食・夕食、「おやすみ絵本キット」、「ちいさな秋の標本箱」、サービス料、宿泊税
料金:客室タイプ、時期により異なりますので、詳細は予約サイトをご覧ください。
< 1泊1室4名利用の場合>※全て税込
・プレジデンシャルスイート「ポラリス」(定員:8名): 49,400円/名〜
・スーペリアスイート「シリウス」(定員:6名): 41,500円/名〜
・デラックススイート「カシオペア」(定員:4名): 36,500円/名〜
■「あさま空山望」概要
世界的デザイナー・コシノジュンコ氏の監修により誕生した「あさま空山望」は、北軽井沢の大自然の中に佇む一棟貸しヴィラリゾート。60,000㎡を超える広大な敷地に、全16棟の宿泊ヴィラやレストラン「天空柁イニング」、温浴施設「天空スパ」、ラウンジ、ドッグランを贅沢に配置。全棟からは雄大な”浅間山ビュー”の絶景を一望でき、大自然に溶け込んだグランピングのような空間で愛犬も一緒に非日常を堪能できます。
所在地:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032−2577
敷地面積:約62,000㎡
HP:https://www.kuzanbo.jp/
INSTAGRAM:@asamakuzanbo_official