10月19日。岐阜県警は大垣市内のホテルで宿泊料金と飲食代を払わなかったとして、住所不定、20歳無職の男を詐欺の容疑で逮捕した。
警察の調べによると、男は2021年9月5日の午後6時から翌日午後11時までホテルに滞在し、ルームサービスでステーキやビールなどを頼んだ後、飲食代と宿泊代の計2万6829円を支払わずにホテルを立ち去った疑いが持たれている。
事件直後の7日午前2時ごろにホテルの従業員が岐阜県警大垣署に通報。防犯カメラの記録をチェックし、男の身元を特定した。
●ホテルでの無銭飲食対策
宿泊料金を完全前払い制としているホテルでも、食事やランドリーサービスなどはチェックアウト精算時に支払いとしている所が多く、踏み倒される事例が度々発生している。過去には数カ月にわたって滞在した後に支払えないと申告された例もあり、ホテル側も対策に頭を悩ませているのが現状だ。とれる手段としては、ルームサービスの料金を定期的に精算してもらう、不払い客のブラックリストを周辺地域の施設で共有しておく、といった方法がある。
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