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ルミナスクルーズが倒産、神戸港クルーズ船「ルミナス神戸2」運航

ルミナスクルーズ(株)(資本金1000万円、兵庫県神戸市中央区波止場町5-6、従業員13名)は、3月2日に神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全・監督命令を受けた。西日本初の「新型コロナウイルス」関連の倒産となった。

相次ぐ災害に、インバウンド依存ないもののコロナ余波で

同社は、国内最大級のレストランシップである「ルミナス神戸2」(船籍港:神戸市、総トン数:4778トン、平成6年就航)によるレストランクルーズ事業をおこなってきた。

神戸ハーバーランド内の観光スポットとして一定の知名度を誇り観光客を中心に集客していたほか、ブライダルや各種イベントも開催し、ピーク時の年間売上高は2009年5月期に年収入高約11億円を計上していた。

しかし、船舶の償却負担や燃料高騰により、赤字決算が続き、債務超過が常態化。資金繰りの悪化から金融機関に返済条件の変更を要請していた。

このようななか、2018年は大阪北部地震、豪雨、台風21号と自然災害が続き、2019年に入ってからも台風による運行中止が相次いだ結果、2019年5月期の売上高は8億円台にまで落ち込んだ。

さらに、本年1月以降は新型コロナウイルスの余波で同社は、インバウンドへの依存はほぼなかったものの、新型コロナウイルスの余波とみられる多数のキャンセルが発生したことで自主再建を断念し、裁判所管理下での再建を選択した。

再建策として、ファースト・パシフィック・キャピタル(有)(FPC、東京都目黒区)より支援表明を受けている。

FPC社は、同じく神戸港においてレストランクルーズ船「コンチェルト」を運営する株式会社神戸クルーザーの100%株主。

現在「ルミナス神戸2」の運航は休止しているが、早期の再開を目指すと同時に、既に「ルミナス神戸2」に予約中の顧客に対しては、前払いをした消費者保護施策として「コンチェルト」が代わってサービスを提供するという。

負債総額は約12億円を超えると見られる。

帝国データバンク東京商工リサーチが速報した。

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